男性介護職のリアル|年収427万円・キャリア・体力面を徹底解説【2026年版】

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男性介護士の平均月収は356,030円、年収換算で約427万円である(令和6年度介護労働実態調査)。介護職員に占める男性の割合は約26.6%で、およそ4人に1人が男性だ。

女性介護士の年収約395万円と比べると約32万円高い。この差は基本給の違いではなく、夜勤回数やフルタイム率、管理職比率の差から生まれている。力仕事や同性介助の需要から現場でのニーズは高く、管理職への昇進率も男性が上回る傾向にある。

この記事のポイント

  • 男性介護士の年収は約427万円
  • 介護職の約4人に1人が男性
  • 力仕事・同性介助で重宝される
  • 年収500万超のキャリアパスあり

「介護職って女性の仕事じゃないの?」——そう思い込んでいる人は、まだ少なくないかもしれない。しかし実態は違う。介護職員の約4人に1人は男性であり、力仕事や同性介助の需要から男性のニーズは年々高まっている。この記事では、男性介護士の年収・メリット・デメリット・キャリアパスを最新データで正直に解説していこう。

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目次

男性介護士の現状|4人に1人は男性の時代

介護職員に占める男性の割合は約26.6%(令和6年度厚労省調査)。施設介護では約27%、訪問介護では約17%と差はあるが、全体として男性介護士は増加傾向にある。なぜ今、男性が介護業界に増えているのか。

  • 男性割合は約26.6%で増加傾向
  • 施設介護では約27%が男性
  • 異業種からの転職組が増加中

介護職員の約26.6%が男性|割合は増加傾向

厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護職員に占める男性の割合は約26.6%。10年前と比べると確実に増えている。施設介護では約27.2%、訪問介護では約16.6%と施設のほうが男性比率は高い。

PT・OT・ST(理学療法士等)では男性が62.3%と過半数を占める職種もあり、「介護=女性の仕事」というイメージは徐々に薄れつつある。

なぜ男性介護士が増えているのか

男性が介護業界に増えている背景には複数の要因がある。主な理由は「人手不足による門戸拡大」「力仕事の需要増」「処遇改善による給料の底上げ」「異業種からの転職ハードルの低さ」の4つだ。

とくに処遇改善は大きい。10年前と比べて介護職の月収は約5.8万円上昇しており、「家族を養えない職業」から「養える可能性のある職業」に変わってきた。異業種からの転職も、初任者研修(最短1ヶ月)さえ取得すれば即戦力として働ける手軽さが後押ししているだろう。

男性介護士の年収|女性より約32万円高い理由

男性介護士の平均月収は356,030円(年収約427万円)、女性は328,830円(年収約395万円)で、年間約32万円の差がある。この差は基本給ではなく、夜勤回数やフルタイム率、管理職比率の違いから生まれている。

  • 男性月収356,030円・年収約427万円
  • 女性月収328,830円・年収約395万円
  • 差の正体は「働き方の違い」

男性介護士の平均月収356,030円・年収約427万円

令和6年度の介護労働実態調査で、男性介護職員8,010人の平均月収は356,030円。年収換算で約427万円になる。

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項目男性女性差額
回答者数8,010人14,209人
平均月収356,030円328,830円+27,200円
年収換算約427万円約395万円+約32万円

出典:介護労働安定センター「令和6年度介護労働実態調査」

→ 介護職全体の資格別・施設別データは「介護職の給料は本当に安い?」で詳しく解説している。

男性のほうが高い理由|夜勤・管理職の影響

「男性だから基本給が高い」というわけではない。年収差の正体は、夜勤回数の多さ、フルタイム勤務率の高さ、管理職比率の高さという「働き方の差」だ。

男性は夜勤に入りやすい傾向があり、夜勤手当1回平均6,000〜8,000円×月4〜5回で月24,000〜40,000円の差がつく。また、長期勤続しやすい男性は主任・リーダー・施設長といった管理職に就く割合が高く、役職手当が加算される。つまり、同じ条件で比較すれば男女の給与差は縮小するということだ。

「家族を養えるか?」のリアルな回答

男性が介護職を検討するとき、最も気になるのは「家族を養えるか」という点ではないでしょうか。結論としては、介護福祉士+夜勤あり+処遇改善加算の高い施設なら年収450〜500万円は十分射程圏内。共働きであれば世帯年収700万円以上も現実的だ。

ただし、20代前半で無資格・入職直後は平均月収298,760円(年収約359万円)と全産業平均より低い。ここは正直厳しいと感じるかもしれない。しかし、初任者研修→介護福祉士と段階的に資格を取得していけば30代で年収420万円台に到達する仕組みがあるため、「長期で見れば養える」というのがデータに基づく回答だと思う。

男性介護士の5つのメリット

男性だからこその強みは確かに存在する。力仕事での貢献、同性介助の需要、管理職への昇進しやすさ、夜勤での稼ぎやすさ、そして職場の人間関係のバランス役。この5つを具体的に見ていこう。

  • 移乗介助で頼りにされる
  • 同性介助の需要が高い
  • 管理職に就きやすい

力仕事で頼りにされる|移乗介助・入浴介助

大柄な利用者の移乗介助や入浴介助では、体力のある男性が頼りにされる場面は多い。もちろんボディメカニクス(身体の使い方の技術)が基本で力任せの介護は推奨されていないが、ベースの体力があることはプラスに働く。

要介護度の重い利用者が増えている現在、車椅子からベッドへの移動、体位変換、緊急時の対応など、体力が求められる場面は確実に増えている。

同性介助の需要がある|男性利用者からの信頼

男性利用者の入浴・排泄介助は同性の介護士に担当してほしいというニーズは根強い。「同性介助」を方針として掲げる施設では、男性介護士の存在が運営上不可欠。利用者との信頼関係を築きやすい点も強みだろう。

管理職に就きやすい|長期勤続で昇進率が高い

介護業界では、男性のほうが長期勤続しやすい傾向にあり、結果として管理職(主任・リーダー・施設長)への昇進率が高い。令和6年度の調査でも管理職の平均月収は非管理職を上回っており、昇進は年収アップの大きなテコになる。

夜勤で稼ぎやすい|月5回で+約3〜4万円

夜勤手当は1回平均6,000〜8,000円。月5回の夜勤で約30,000〜40,000円の上乗せになり、年間36〜48万円の収入アップになる計算だ。男性は家庭の事情で夜勤に入りやすいケースもあり、夜勤を積極的にこなすことで年収を大幅に伸ばせる。

職場の人間関係のバランス役になれる

女性が多い職場に男性がいることで、人間関係のバランスが取れるという声は現場から多く聞かれる。コミュニケーションの潤滑油として、チーム全体の雰囲気を良くする役割を果たせるのも、男性介護士ならではのメリットだろう。

男性介護士の3つのデメリット・覚悟すべきこと

メリットだけ並べても信用できないだろう。男性介護士が直面しやすいデメリットも正直に伝える。同性の同僚が少ない孤立感、女性利用者からの拒否反応、20代前半の給料の低さ。この3つは事前に知っておくべきポイントだ。

  • 同性の同僚が少ない職場もある
  • 女性利用者から拒否されることも
  • 20代前半は給料が厳しい

同性の同僚が少ない|相談相手がいないことも

職場によっては「男性介護士は自分だけ」という状況も珍しくない。休憩中の雑談や悩み相談で孤立感を感じやすいのは、男性介護士特有のデメリットだ。

対策としては、面接時に職場の男女比を確認しておくことが有効。施設介護なら男性比率約27%と比較的高いため、男性が複数いる職場を選ぶこともできる。訪問介護は男性比率が低めなのでその点は覚悟が必要だろう。

女性利用者からの拒否反応への対処

女性利用者の中には、男性による入浴・排泄介助に抵抗を感じる方もいる。これは利用者の気持ちとして自然なことであり、プロとして配慮すべきポイントだ。

「同性介助」を方針とする施設であれば、男性介護士は原則として男性利用者を担当するため、こうした場面は減る。入職前に施設の介助方針を確認しておくことが、ミスマッチを防ぐカギになるだろう。

20代前半は給料が全産業平均より低い

正直に言えば、20代男性介護士の平均月収は全体平均より低く、同年代の他業種と比べてもやや見劣りする。勤続1年目の平均は298,760円(年収約359万円)で、「すぐに高給がほしい」という人にはつらいかもしれない。

ただし、初任者研修→介護福祉士と段階的に資格を取得すれば30代で年収420万円台に到達可能。他業種で年収が頭打ちになりやすい40代以降も、介護業界は勤続年数に応じた昇給が機能しているため、長期的に見れば巻き返しは十分にできる。

男性介護士のキャリアパス|年収500万円を超えるルート

介護業界で男性が長期的に活躍するためには、キャリアプランを早めに描いておくことが大切だ。ここでは王道の管理職ルート、専門職ルート、独立開業ルートの3方向を紹介する。

  • 王道:介護福祉士→サ責→ケアマネ
  • 専門職:認定介護福祉士の道
  • 独立:訪問介護事業所の開業

王道ルート|介護福祉士→サ責→ケアマネ→施設長

最もオーソドックスなキャリアパスは「入職→介護福祉士取得→サ責→ケアマネ→施設長」の管理職ルートだ。

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年齢の目安ポジション年収目安
22歳 入職一般介護職員(無資格→初任者研修)約350〜370万円
25歳介護福祉士取得約420万円
28歳サービス提供責任者(サ責)約430〜450万円
33歳ケアマネジャー約466万円
40代〜施設長・管理者約500万円以上

→ サ責の仕事内容や給料の詳細は「サービス提供責任者(サ責)とは?」を、キャリアパス全体は「介護福祉士の次は?キャリアパス」を参考にどうぞ。

専門職ルート|認定介護福祉士・認知症ケア専門士

管理職ではなく、現場のスペシャリストとして活躍する道もある。認定介護福祉士は介護福祉士の上位資格として位置づけられ、認知症ケア専門士は認知症対応に特化した専門性を証明する資格だ。

専門職ルートは「人を束ねるより現場で利用者と向き合いたい」というタイプの男性に向いている。専門性を高めることで事業所内での評価が上がり、資格手当の加算や処遇改善の重点配分の対象になりやすくなるだろう。

独立・起業ルート|訪問介護事業所の開業

介護福祉士+サ責の経験があれば、訪問介護事業所を自ら開業するという選択肢もある。事業所開設にはサ責の配置が必須のため、自分自身がサ責として開業するケースは少なくない。資金調達やヘルパーの確保など課題はあるが、訪問介護の需要は増加の一途をたどっており、地域密着型の事業として参入余地は十分にある。

よくある質問

男性でも介護職に就ける?

もちろん就ける。介護職員の約4人に1人は男性で、無資格・未経験でも応募可能な求人は豊富にある。

男性介護士の年収はいくら?

男性介護士の平均月収は356,030円、年収換算で約427万円(令和6年度調査)。女性介護士(年収約395万円)より約32万円高い。

男性介護士は結婚して家族を養える?

介護福祉士+夜勤あり+処遇改善加算の高い施設で年収450〜500万円は射程圏内。共働きなら世帯年収700万円以上も現実的だ。

男性介護士は力仕事が多い?

移乗介助や入浴介助で体力が求められる場面はある。ただしボディメカニクス(身体の使い方の技術)で負担を軽減でき、力任せの介護は推奨されていない。

女性利用者の介助は気まずくない?

同性介助を方針とする施設もあるため、入職前に確認するのがベスト。異性介助が求められる場合も、プロとして誠意ある対応を心がければ問題ない。

男性介護士のキャリアアップは?

管理職への昇進率が高い。介護福祉士→サ責→ケアマネ→施設長の王道ルートで年収500万円超も可能だ。

エフネクストの派遣で男性介護士は働ける?

もちろん働ける。エフネクストでは男性介護士の派遣スタッフも多数活躍中。資格取得支援の相談も可能だ。→「エフネクストの評判」も参考にどうぞ。

まとめ|男性介護士は「力×キャリア×将来性」で活躍できる

男性介護士の平均年収は約427万円。介護福祉士+夜勤+管理職で年収500万円超も視野に入る。介護職員の約4人に1人は男性で、力仕事・同性介助・管理職昇進しやすさなど男性ならではの強みが確かにある。

  • 年収約427万円・女性比+32万円
  • 力仕事・同性介助で重宝される
  • 管理職ルートで年収500万超
  • 処遇改善で「養える職業」に進化中

「まず一歩目を踏み出したい」という方は、初任者研修の取得から始めるのがおすすめだ。

→ 初任者研修の全体像は「初任者研修とは?費用・期間・メリットを完全ガイド」で解説している。

→ 20代未経験からの転職事例は「20代未経験から介護職へ」を参考にどうぞ。

→ 転職活動の全体ロードマップは「介護職への転職完全ガイド」をチェック。

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公式/参考URL一覧

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記事監修者

『介護士・看護師』派遣紹介事業の業界歴:9年
介護・看護領域の派遣・紹介における豊富な経験を活かし、関東エリアの施設ニーズや現場状況を深く理解しています。
求職者と施設の双方の希望を踏まえ、最適なマッチングをスピーディーに実現。働き方やキャリアの方向性も含め、最も納得できる選択を導くサポートをいたします。

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