介護職員初任者研修とは?費用・期間・メリットを完全ガイド【2026年版】

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介護職員初任者研修とは、厚生労働省が定める全130時間のカリキュラムを通じて介護の基礎知識と実技を習得する、介護分野の入門資格である。

費用相場は約3万〜9万円で、教育訓練給付金やスクールの就業割引を活用すれば実質0円での取得も可能です。最短1ヶ月で修了でき、令和6年度の厚労省調査(令和6年9月時点)によると初任者研修修了者の常勤月収は324,830円と、無資格者(290,620円)より約3.4万円高い傾向があります。

この記事のポイント

  • 費用相場は約3万〜9万円
  • 最短1ヶ月で取得できる
  • 月収が約3.4万円アップ
  • 旧ヘルパー2級の後継資格
  • 介護福祉士への第一歩

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目次

介護職員初任者研修とは?30秒でわかる全体像

介護職員初任者研修は、2013年に旧ホームヘルパー2級から移行した介護の入門資格で、全130時間のカリキュラムを修了すると取得できます。訪問介護で身体介護を行うには本資格が最低要件となっており、無資格のままでは担当できない業務領域をカバーする重要な位置づけです。

  • 厚労省指定の入門資格
  • 2013年にヘルパー2級から移行
  • 身体介護の従事要件を満たす

初任者研修の定義と制度上の位置づけ

「介護の世界に飛び込みたいけど、まず何を取ればいいの?」と迷う方は多いですよね。介護職員初任者研修とは、厚生労働省の指針に基づき各都道府県が実施要綱を定めている介護の入門研修です。訪問介護で利用者の身体に触れる「身体介護」に従事するには、初任者研修以上の資格保有が法令上の最低要件となっています。施設介護の場合は無資格でも働けるケースがありますが、初任者研修を修了していれば採用選考で有利に働くだけでなく、処遇改善加算の対象としてより高い給与水準を得やすくなるでしょう。資格は一度取得すると全国で一生涯有効で、更新手続きも不要です。介護施設・訪問介護・デイサービスなど幅広い現場で通用する、いわば「介護業界の運転免許証」のような存在だといえます。

旧ホームヘルパー2級との違い

「ヘルパー2級と初任者研修って結局同じなの?」という疑問を持つ方も少なくありません。2013年4月の制度改正で旧ホームヘルパー2級は正式に廃止され、介護職員初任者研修へと移行しました。主な変更点は大きく3つあります。

  • 修了試験が新たに必須化
  • 認知症ケアの学習が強化
  • 施設実習30時間が廃止

旧ヘルパー2級では不要だった修了試験(筆記)が追加された点が最大の違いです。一方で、旧制度にあった30時間の施設実習がカリキュラムから外れ、その分がスクール内での実技演習に再編されました。認知症ケアやコミュニケーション技術に関する科目も充実し、より実践的な内容へとブラッシュアップされています。なお、すでにヘルパー2級の資格を保有している方は初任者研修修了者と同等の扱いを受けるため、改めて受講し直す必要はありません。

取得すると何ができるようになるか

初任者研修を取得するメリットは「仕事の幅が広がる」という一言に集約されます。具体的にどんな変化があるのか気になりますよね。まず最大の変化は、訪問介護員(ホームヘルパー)として身体介護・生活援助の両方を担当できるようになる点です。無資格では生活援助のみに限定されるケースが多いため、この差は大きいといえます。

さらに、介護職員等処遇改善加算の対象として評価されやすくなり、資格手当が支給される事業所も増えてきました。施設介護でも食事・入浴・排泄の三大介助を任せてもらえる範囲が広がり、チーム内での役割がグレードアップするのが一般的です。家族の在宅介護にも専門知識を活かせるので、仕事以外の場面でも取得した意義を実感できるでしょう。

初任者研修のカリキュラム|全130時間・10科目の内訳

初任者研修のカリキュラムは厚生労働省が定めた10科目・合計130時間で構成されており、どのスクールで受講しても学ぶ科目と総時間数は同一です。全体の約58%を占める「こころとからだのしくみと生活支援技術」が実技演習の中心で、通信で学べる上限は最大40.5時間に限られています。

  • 全10科目・130時間で統一
  • 実技中心の75時間が核心
  • 通信は最大40.5時間まで

10科目の時間数と学習内容一覧【表】

「130時間って具体的に何を学ぶの?」と感じる方のために、全科目を一覧にまとめました。カリキュラムは介護の理念から実技演習までを体系的に網羅する10科目で構成されているのが特徴です。

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科目番号研修科目時間数主な学習内容通信上限
1職務の理解6時間介護サービスの種類・仕事内容の理解0時間
2介護における尊厳の保持・自立支援9時間人権擁護・利用者の自立支援7.5時間
3介護の基本6時間職業倫理・リスクマネジメント3時間
4介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間介護保険制度・障害福祉制度・医療連携7.5時間
5介護におけるコミュニケーション技術6時間利用者やチームとの情報共有3時間
6老化の理解6時間加齢に伴う心身変化・高齢者疾患3時間
7認知症の理解6時間認知症ケアの理念・原因疾患・家族支援3時間
8障害の理解3時間障害の種類・心理特性・家族支援1.5時間
9こころとからだのしくみと生活支援技術75時間移乗・食事・排泄・入浴介助の実技演習12時間
10振り返り4時間研修全体の復習・修了試験0時間
合計130時間40.5時間

出典:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」を基に作成

通信で学べる上限は科目ごとに定められており、合計40.5時間が最大値となります。残りの89.5時間は必ずスクーリング(通学)で受講する必要があるため、「完全オンラインで取得」は現時点では制度上不可能な点に注意が必要です。なお、厚生労働省は令和8年3月31日付け通知により通信学習規定を改正しており、令和9年4月よりオンライン形式(ライブ配信・録画動画)による受講が正式に認められる予定です(実技演習の対面要件は継続)。

最大の科目「こころとからだのしくみ」75時間で何を学ぶか

全130時間のうち75時間、つまりカリキュラム全体の約58%を占める最重要科目が「こころとからだのしくみと生活支援技術」です。この科目では座学と実技演習を組み合わせて、現場で即戦力となる介護技術を身につけていきます。

実技演習の主な内容は、移乗(ベッドから車いすへの移動)、食事介助と口腔ケア、排泄介助とおむつ交換、入浴介助と清拭の4分野です。受講生同士がペアを組み、介護者と利用者の両方の役割を体験することで、利用者目線のケアを習得できる仕組みになっています。正直なところ、75時間の演習はかなり密度が濃く、体力的にもハードだと感じる方が多いようです。しかし、この科目で学ぶ技術こそが現場で最も求められるスキルなので、集中して臨む価値は十分にあるでしょう。

修了試験の内容と難易度

「試験があると聞くと不安になる……」という声は少なくありません。しかし、初任者研修の修了試験は研修内容の理解度を確認する目的で実施されるもので、試験時間は約1時間、合格率はほぼ100%という実態があります。出題形式は選択式と記述式の併用が一般的で、テキストの持ち込みを許可しているスクールもあるほどです。

万が一不合格になった場合でも、追試を実施してくれるスクールが大半なので、真面目に研修を受講していれば心配する必要はほぼないといえます。ただし、レポート提出が遅れたり出席日数が不足すると修了自体ができなくなるため、スケジュール管理の方が試験対策より重要だと思います。

▶ 関連記事:修了試験の難易度と合格率を詳しく見る

初任者研修の費用相場と安く受講する5つの方法

初任者研修の受講費用はスクールや地域によって差があり、通学・通信併用の一般的な相場は約3万〜9万円です。教育訓練給付金やハローワークの職業訓練、スクール独自の就業割引を活用すれば、自己負担を大幅に抑えられます。

  • 受講費用の相場は3万〜9万円
  • 給付金や訓練で実質0円も可能
  • スクール間の価格差は最大6万円

スクール別の費用一覧【2026年最新】

「どのスクールがいくらなのか」は受講先を決める上で最も気になるポイントですよね。主要スクール4社の受講料を2026年時点の公式情報で比較すると、以下のとおりです。

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スクール名受講料(税込)受講期間就業割引
カイゴジョブアカデミー31,900〜42,900円最短1.5ヶ月〜介護職デビューキャンペーンで実質0円
三幸福祉カレッジ49,500円最短1ヶ月〜就職応援制度で受講料0円
未来ケアカレッジ26,950円〜最短1.5ヶ月〜就職支援コース利用で費用軽減(詳細は公式要確認)
ニチイ88,000円(通常価格)※期間限定40,000円キャンペーンあり最短1.5ヶ月〜ニチイ就業で全額キャッシュバック

※価格は2026年3月時点の各社公式サイト情報。地域やキャンペーン時期により変動あり。ニチイは期間限定キャンペーンにより40,000円で受講できる場合があります(詳細は公式サイトで確認)。

最安値クラスは未来ケアカレッジの26,950円〜で、定価比較ではニチイの88,000円と比べると約6万円の差があります。ただし、ニチイは全国約300教室を展開しており、地方在住者にとっては選択肢として外せないスクールです。単純な価格比較だけでなく、自宅からの距離や振替制度の充実度も合わせて比較することをおすすめします。

▶ 関連記事:初任者研修の費用を詳しく見る

受講料を0円にできる5つの方法

「受講費用がネックで踏み出せない」という方は、以下の5つの制度・方法を検討してみましょう。条件を満たせば自己負担ゼロで初任者研修を取得する道があるのは意外と知られていません。

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方法概要対象者の目安
①教育訓練給付金受講費用の20〜40%が修了後に還付雇用保険に1年以上加入の方
②ハローワーク公共職業訓練受講料無料+訓練中は基本手当等を受給雇用保険受給中の求職者
③求職者支援訓練受講料無料+月10万円の生活支援給付金雇用保険を受給できない求職者
④自治体の助成金市区町村独自の受講費用補助住民登録のある求職者等
⑤スクールの就業割引提携先就職で受講料全額キャッシュバック等介護職への就職希望者

特に注目したいのが②と③のハローワーク制度です。公共職業訓練では受講料が無料になるだけでなく、訓練期間中は基本手当に加えて受講手当や通所手当も支給されます(金額・支給要件はハローワークで要確認)。求職者支援訓練は雇用保険に加入していなかった方でも利用でき、一定の収入要件を満たせば月額10万円の職業訓練受講給付金を受け取りながら受講が可能です。

▶ 関連記事:使える補助金・助成金の全一覧

▶ 関連記事:ハローワーク職業訓練の詳細

▶ 関連記事:介護資格を全額無料で取る方法まとめ

エフネクストなら資格取得支援制度あり

介護派遣会社のエフネクストでは、派遣就業を前提とした資格取得支援制度を設けています。エフネクストの支援制度を利用すると、初任者研修の受講費用を会社が負担してくれるため、自己資金を準備する必要がありません。

「資格を取ってから就職先を探す」のではなく「就職先を決めてから資格を取る」というアプローチは、費用面・モチベーション面の両方でメリットがあります。派遣スタッフとして現場経験を積みながらスキルアップできるため、座学の知識を即座に実践で試せる環境が整っているのも魅力でしょう。

取得期間と受講スタイル|最短1ヶ月〜通学・通信・土日コース

初任者研修の取得期間は受講スタイルによって大きく異なり、短期集中コースなら最短約1ヶ月、働きながら通う週1〜2回コースなら3〜4ヶ月が目安です。自分のライフスタイルに合った受講形態を選ぶことが、挫折せず修了するための最大のポイントになります。

  • 短期集中なら最短1ヶ月で修了
  • 週1通学なら約3〜4ヶ月
  • 土日コースは約3〜6ヶ月

受講形態別の期間目安【比較表】

「結局どれくらいで取れるの?」というのは誰もが知りたいところですよね。受講スタイル別の標準的な期間と1週間あたりの通学頻度を表にまとめました。

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受講形態期間の目安通学頻度向いている人
短期集中コース約1〜1.5ヶ月週4〜5回すぐに資格が必要な方
通信併用・週2コース約2〜4ヶ月週2回パート勤務や主婦の方
土日コース約3〜6ヶ月週1回(土日)フルタイムで働いている方

短期集中コースは最短15〜16日間のスクーリングで修了できますが、ほぼ毎日通学する必要があるため体力的にはハードな選択肢です。時間に余裕がある学生や離職中の方には向いている反面、家事や育児と並行する方にはやや厳しいかもしれません。

働きながら取得するためのスケジュール例

「仕事を辞めずに資格を取りたい」という声は非常に多いです。実際、介護業界では働きながら初任者研修を修了する方が主流で、週1〜2回の通学と自宅学習を組み合わせた約4ヶ月プランが最も一般的な受講パターンとなっています。

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期間スクーリング自宅学習学習内容の目安
1ヶ月目週1回×4日週2.5時間職務理解・尊厳保持・介護の基本
2ヶ月目週1回×4日週2.5時間福祉制度・コミュニケーション・老化理解
3ヶ月目週2回×8日週2時間こころとからだのしくみ(実技演習前半)
4ヶ月目週2回×6日振り返り実技演習後半・振り返り・修了試験

3ヶ月目から通学頻度が上がるのは、75時間の実技演習科目に入るためです。平日の固定曜日に通学し、欠席時は振替制度で別日に補講を受けるスタイルがスタンダードでしょう。スクール選びの際は、振替制度の有無と振替可能な回数を事前に確認しておくことを強くおすすめします。

▶ 関連記事:働きながら最短で取るスケジュール

こんな人にはこのコース|タイプ別おすすめ

自分にどのコースが合っているか迷ったとき、ライフスタイル別に3パターンで考えると選びやすくなるのでぜひ参考にしてみてください。

タイプ別おすすめコース診断

  • 急いで取りたい方→短期集中コース
  • 主婦・パートの方→平日午前コース
  • 会社員の方→土日コース

離職中や転職準備中で時間に余裕がある方は、短期集中コースで一気に修了してしまうのが効率的です。子どもの登園・登校時間を利用したい主婦の方は、平日午前中に開講している通信併用コースが使いやすいでしょう。フルタイム勤務の会社員は週末限定の土日コースが現実的な選択肢ですが、期間が長くなる分モチベーション維持が課題になります。

初任者研修を取る5つのメリットと注意点

初任者研修修了者の常勤月収は約324,830円で、無資格者の290,620円と比較して月収が約3.4万円高い傾向にあります(厚労省令和6年度調査・令和6年9月時点)。給与面以外にも求人の幅が広がる、上位資格取得時に時間免除がある、家族介護に活かせるなど多くのメリットがある一方、知っておくべき注意点も3つ存在します。

  • 月収が約3.4万円アップする
  • 応募できる求人の幅が拡大
  • 介護福祉士への130時間免除

資格手当で月収が約3万円アップする

「資格を取ったらどれくらい給料が変わるの?」という疑問は、受講を検討する方なら当然持ちますよね。厚生労働省が公表した令和6年度介護従事者処遇状況等調査(令和6年9月時点)によると、初任者研修修了者(常勤)の平均給与額は月324,830円で、無資格者の290,620円との差は34,210円にのぼります。

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保有資格月収(令和6年9月)無資格との差額平均勤続年数
介護福祉士350,050円+59,430円10.4年
実務者研修327,260円+36,640円6.9年
初任者研修324,830円+34,210円8.8年
保有資格なし290,620円5.8年

出典:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」(令和6年9月時点)

年収換算で約41万円の差と考えると、受講費用を数ヶ月で回収できる計算になります。ただし、この数値には基本給のほか手当や賞与も含まれており、勤続年数の差も影響している点は押さえておきたいところです。

応募できる求人数が約2倍に広がる

介護業界の求人を見ていると、「初任者研修以上」「有資格者優遇」といった条件をよく目にしませんか? 訪問介護の求人は初任者研修以上の資格保有が応募の必須要件となっているケースがほとんどです。施設介護でも無資格可の求人はあるものの、資格保有者限定の求人を含めると選択肢は大幅に広がります。

特に訪問介護員(ホームヘルパー)として独立して利用者宅を訪問する仕事は、初任者研修修了が法令上の最低ラインです。デイサービスや有料老人ホームでも、面接時に「何か資格はありますか?」と聞かれる場面は非常に多いため、初任者研修の修了証があるだけで採用選考のスタートラインが変わってきます。

実務者研修で130時間免除→介護福祉士への最短ルート

初任者研修は介護福祉士へのキャリアアップにおいても重要なステップとなります。初任者研修を修了していると、上位資格である実務者研修の一部科目が免除され、最大130時間の受講時間を短縮できるからです。

介護福祉士の国家試験を受験するには「実務経験3年以上+実務者研修修了」が必要ですが、初任者研修を先に取っておくと実務者研修にかかる時間と費用を削減できます。結果的に、初任者研修→実務者研修→介護福祉士という3ステップの王道ルートが最も効率的だといえるでしょう。

▶ 関連記事:実務者研修との違いを詳しく比較する

▶ 関連記事:介護福祉士のメリットを見る

取得前に知っておきたい3つの注意点

メリットが多い初任者研修ですが、誤解されやすいポイントもいくつかあります。受講前に知っておくべき3つの注意点を正直にお伝えしておきましょう。

  • 国家資格ではなく公的研修修了資格
  • これだけでは介護福祉士の受験不可
  • 通信だけでは取得できない

まず、初任者研修は厚労省が定めた公的研修制度であり、介護福祉士のような「国家資格」ではありません。次に、初任者研修修了だけでは介護福祉士の受験資格は得られず、別途「実務者研修修了+実務経験3年」が必要です。そして前述のとおり、通信で学べるのは最大40.5時間のみで、残り89.5時間はスクーリングが必須となります(令和9年4月施行の規定改正後も実技演習の対面要件は継続)。「完全在宅で取れる」と思い込んでいると計画が崩れるので、この点は特に注意してください。

初任者研修から始まるキャリアパス|年収シミュレーション

初任者研修→実務者研修→介護福祉士→ケアマネジャーの順に資格を取得するのが介護職キャリアアップの王道ルートです。各段階で年収は着実に上がり、介護福祉士まで取得すると無資格時代と比べて年収で約70万円の差が生まれます。

  • 王道は4ステップのキャリアアップ
  • 介護福祉士で年収約420万円
  • 3年で国家資格取得が可能

資格別キャリアステップと年収一覧【表】

「資格を取り続けるとどれくらい年収が変わるのか」は長期的なモチベーションに直結しますよね。令和6年度調査(令和6年9月時点)の月収データを基に年収を試算すると、無資格からケアマネジャーまでの差は約120万円にのぼります。

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資格月収(常勤)年収換算(※)無資格との年収差
無資格290,620円約349万円
初任者研修324,830円約390万円+約41万円
実務者研修327,260円約393万円+約44万円
介護福祉士350,050円約420万円+約71万円
ケアマネジャー388,080円約466万円+約117万円

出典:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」(令和6年9月時点)※年収は月収×12で試算(賞与は月収に含む一時金按分値)

この表から分かるとおり、初任者研修から介護福祉士に上がるだけで年収が約30万円プラスになります。さらにケアマネジャーまで進むと無資格時代と比べて年117万円の差が出る計算です。

▶ 関連記事:介護福祉士の次のキャリアパス

「初任者研修→3年で介護福祉士」ロードマップ

キャリアアップの道筋が見えると行動しやすくなるものです。初任者研修の取得から3年で国家資格「介護福祉士」を取得するロードマップを時系列で整理してみましょう。

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時期やること費用の目安年収の変化
1年目前半初任者研修を修了+介護職に就業3〜9万円(支援制度で0円も可)約349→390万円
2年目実務者研修を受講(初任者研修修了による科目免除あり)約5〜15万円約390→393万円
3年目実務経験3年到達→介護福祉士国試受験受験手数料18,380円約393→420万円

ポイントは2年目に実務者研修を受講するタイミングです。初任者研修を修了していると一部科目が免除されるため、通常より受講時間を短縮して修了できます。働きながら通信併用で受講すれば、業務と並行しても無理なく修了できるでしょう。

▶ 関連記事:介護資格を取る正しい順番

派遣×資格でさらに時給アップ|エフネクストの資格支援制度

介護業界では派遣という働き方を選ぶことで、正社員より高い時給を得られるケースがあります。エフネクストの派遣スタッフの場合、初任者研修を取得した後に時給がアップした事例が報告されているのが特徴です。派遣のメリットは、勤務地や勤務時間の柔軟性に加え、スキルアップに応じた時給交渉がしやすい点にあります。エフネクストでは資格取得支援制度(受講費用会社負担)と派遣就業を組み合わせることで「費用ゼロで資格を取り、その資格で時給アップを実現する」という好循環を生み出す仕組みが整っています。キャリアアップの第一歩として、まずは相談してみるのも一つの選択肢でしょう。

初任者研修のおすすめスクールの選び方

スクール選びで最も重要なのは「修了できる環境かどうか」という一点です。費用・立地・振替制度・就職支援・教育訓練給付金の対象か、の5つの基準で比較すると、自分に合ったスクールを絞り込めます。

  • 5つの基準で比較するのが鉄則
  • 振替制度の有無が完走の鍵
  • 修了証の価値はスクール問わず同一

スクール選びで失敗しない5つのチェックポイント

「たくさんスクールがあって選べない」と感じる方は多いでしょう。しかし、チェックすべきポイントは意外とシンプルで、以下の5項目を押さえておけば大きな失敗は避けられるはずです。

  • ①受講費用と支払い方法
  • ②自宅や職場からの通いやすさ
  • ③欠席時の振替制度の充実度
  • ④就職・転職サポートの有無
  • ⑤教育訓練給付金の対象講座か

特に見落としがちなのが③の振替制度です。初任者研修は約15〜16日間のスクーリングが必要なため、体調不良や急な予定変更が1回もないとは限りません。振替制度が充実しているスクールなら、1〜2回の欠席があっても別日に補講を受けられるので安心して受講を続けられます。採用する側の本音を言えば、修了証の価値はどのスクールで取得しても同じなので、ブランド名より「自分が通い切れるか」を最優先に考えるべきだと思います。

主要スクールの特徴を30秒で比較

ここでは主要5社の特徴を一言ずつ紹介するので、スクール選びの入口として活用してみてください。

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スクール名一言特徴費用(税込)
カイゴジョブアカデミー就業割引で実質0円。コスパ最強の選択肢31,900〜42,900円
ニチイ全国約300教室。地方でも通える安心感88,000円(通常価格。期間限定割引あり)
三幸福祉カレッジ就職応援制度で受講料0円。修了生数が豊富49,500円
未来ケアカレッジ業界最安水準の受講料。関東・関西中心26,950円〜
湘南国際アカデミー神奈川県特化。自治体委託の0円講座も開講74,580円

それぞれ費用体系やサポート内容が異なるため、複数のスクールから資料を取り寄せて比較するのがベストな進め方です。

▶ 関連記事:おすすめスクールを詳しく比較する

▶ 関連記事:ニチイ・三幸・カイゴジョブの詳細比較

よくある質問

初任者研修は無資格・未経験でも受講できる?

受講要件はなく、年齢・学歴・経験を問わず誰でも受講できます。中卒の方や60代以上の方も多く受講しており、介護業界への入口として最も門戸が広い研修です。

初任者研修の費用はいくらかかる?

費用相場は約3万〜9万円です。教育訓練給付金やスクールの就業割引、ハローワークの職業訓練を活用すれば実質0円で取得することも可能です。

初任者研修は最短何日で取れる?

短期集中コースなら最短15〜16日間(約1ヶ月)で修了できます。ただしほぼ毎日通学する必要があるため、スケジュールの確保が前提となります。

初任者研修と実務者研修の違いは?

初任者研修は130時間の入門資格、実務者研修は受講時間がより長い中級資格です。実務者研修修了は国家資格「介護福祉士」の受験要件の一つとなっています。

初任者研修は通信だけで取れる?

全130時間のうち通信で学べるのは最大40.5時間です。残り89.5時間はスクーリング(通学)が必須のため、完全通信での取得はできません。なお令和9年4月よりオンライン受講の規定が整備される予定ですが、実技演習の対面要件は継続します。

修了試験は難しい?落ちることはある?

筆記試験は約1時間で、合格率はほぼ100%です。万が一不合格でも追試を実施するスクールが大半なので、研修を真面目に受講していれば落ちる心配はほとんどありません。

初任者研修を取ると給料はいくら上がる?

常勤の場合、無資格者と比べて月収が約3.4万円高い傾向があります。年収換算で約41万円の差です(厚労省令和6年度調査・令和6年9月時点)。

ホームヘルパー2級と初任者研修は同じ?

2013年に旧ヘルパー2級が廃止され、初任者研修に移行しました。既にヘルパー2級を持つ方は初任者研修修了と同等の扱いを受けるため、再受講は不要です。

40代・50代からでも初任者研修は取れる?

受講に年齢制限はありません。40代以降から初任者研修を取得して介護職にデビューする方は非常に多く、受講生の年齢層は幅広いのが特徴です。

初任者研修修了後、次に取るべき資格は?

実務者研修を取得し、実務経験3年と合わせて国家資格「介護福祉士」を目指すのが王道ルートです。初任者研修修了者は実務者研修で一部科目の免除を受けられ、受講時間を短縮できます。

▶ 関連記事:40代からの介護職デビュー体験談

まとめ|初任者研修は介護キャリアの第一歩

介護職員初任者研修は、全130時間のカリキュラムを修了すれば取得できる介護の入門資格です。費用相場は約3万〜9万円ですが、ハローワークの職業訓練やスクールの就業割引を活用すれば実質0円での取得も十分に可能です。取得後は月収が約3.4万円アップし、訪問介護での身体介護にも従事できるようになります。

初任者研修→実務者研修→介護福祉士という王道のキャリアパスを歩めば、3年で国家資格の取得も現実的な目標となるでしょう。

次のアクション

  • 複数スクールの資料を請求して比較
  • 教育訓練給付金の対象か確認
  • エフネクストの資格取得支援を相談

「何から始めればいいか分からない」と感じたら、まずは気になるスクールの無料資料請求から始めてみてください。介護の世界は人手不足が続いており、資格を持つ人材への需要は今後も高まる一方です。このタイミングで初任者研修を取得しておくことは、将来の選択肢を確実に広げる投資になるはずです。

▶ 関連記事:未経験から内定までの転職ロードマップ

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記事監修者

『介護士・看護師』派遣紹介事業の業界歴:9年
介護・看護領域の派遣・紹介における豊富な経験を活かし、関東エリアの施設ニーズや現場状況を深く理解しています。
求職者と施設の双方の希望を踏まえ、最適なマッチングをスピーディーに実現。働き方やキャリアの方向性も含め、最も納得できる選択を導くサポートをいたします。

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