時給1200円で月8万円稼ぐ、派遣主婦のためのシフト組み方程式|扶養内で損しない働き方

「家計のために月8万円くらい収入を増やしたい」「でもフルタイムは無理だし、扶養も抜けたくない」──そんな悩みを抱える主婦の方は多いのではないでしょうか。時給1200円の仕事で月8万円を稼ぐには、実は明確な「方程式」があります。この記事では、週に何日、何時間働けば目標を達成できるのかを徹底解説。あなたの生活スタイルに合わせた最適なシフトの組み方を見つけましょう。

この記事のポイント

  • 目標労働時間は「月67時間」:この数字を基準にシフトを組み立てます
  • 扶養内で安心:年収96万円なので税金・社会保険の負担増なし
  • シフトは週3〜4日が基本:週3日なら1日5.5時間、週4日なら1日4時間が目安
  • 6時間の壁を意識:休憩時間を避けて効率的に働くコツがあります
  • 手取りはほぼ満額:所得税がかからず、月収の約99%が手元に残ります
  • 継続できる働き方が最重要:無理なシフトは長続きしません

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目次

【主婦の派遣】「月8万円 ÷ 時給1200円」を徹底解剖する

月67時間(週15.5時間)働けば目標達成。扶養内で税金の心配もゼロです。

目標達成の根幹となる「数字」の正体をしっかり理解することから始めましょう。時給1200円で月8万円を稼ぐためには、感覚ではなく明確な計算式に基づいたシフト管理が不可欠です。ここでは、あなたが知っておくべき基本的な数字と、なぜこの収入ラインが主婦にとって最適なのかを解説します。

魔法の数字「67時間」があなたの羅針盤

すべての計算は、この数字から始まります。月収80,000円を時給1,200円で割ると、約66.7時間という答えが出ます。つまり、あなたが月に働くべき合計時間は約67時間です。この数字を1ヶ月(約4.3週)で割ると、1週間あたりの労働時間は約15.6時間となります。「1週間に約15時間半働けばいいんだ」と考えると、なんだか達成できそうな気がしてきませんか。

フルタイム勤務(週40時間)に比べて、精神的にも肉体的にも、かなり余裕のある働き方です。この「67時間」という数字を常に頭の片隅に置いておけば、シフトを組む際の迷いが消え、自分に最適な働き方を見つける羅針盤となります。実働時間をしっかり把握することで、効率的な収入プランを立てられるのです。

なぜ「月8万円」は主婦にとって”おいしい”のか?

月8万円(年収96万円)という収入ラインが、なぜこれほど主婦にとって魅力的な「ゴールデンバランス」なのか、その理由を詳しく解説します。この金額には、税制面でも家計面でも、複数のメリットが隠れています。

まず最も大きいのが、税金の壁「103万円」を楽々クリアできる点です。あなたの年収が103万円以下なので、あなた自身に所得税がかかりません。また、夫の「配偶者控除」も満額受けられるため、夫の税金も上がりません。さらに、社会保険の壁「130万円」も余裕でクリアするため、自分で高額な保険料を支払う必要は一切なく、「働き損」とは無縁です。

そして何より嬉しいのが、手取りがほぼ満額という点です。所得税も社会保険料も引かれないため、給与から天引きされるのは雇用保険料(0.6% = 月約480円)のみ。月収8万円なら、手取りは約79,520円となり、ほぼ満額を受け取ることができます。つまり、稼いだ分がそのまま世帯収入のプラスになる、最も効率の良い働き方なのです。贅沢はできなくても、食費や習い事代をしっかりカバーでき、少しだけ自分へのご褒美も買える。そんな理想的な収入額と言えるでしょう。

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【実践】あなたにピッタリはどれ?シフト組み4つの方程式

週3〜5日の4パターンから選択。あなたのライフスタイルに最も合う働き方を見つけましょう。

「週に約15.5時間」という目標時間を、あなたのライフスタイルに合わせて具体的なシフトに落とし込んでいきましょう。ここでは、4つの代表的なシフトパターンをご紹介します。それぞれにメリットと向き不向きがあるので、あなたの生活リズムや体力、家庭の状況を考えながら読み進めてください。どのパターンも実際に多くの主婦が実践している、現実的で持続可能な働き方です。

方程式①:【週3日・バランス型】体力も、自分の時間も大切にしたいあなたへ

1日5.5時間を週3日働くこのパターンは、週16.5時間(月収約84,000円)となり、仕事と家庭のバランスが最も取りやすい王道の働き方です。週に3日だけ働き、残りの4日は完全にフリー。オンとオフのメリハリをしっかりつけられるのが最大の魅力です。

シフト例としては、「月・水・金の9:00〜15:30(実働5.5時間・休憩なし)」や「火・木・土の9:30〜16:00(実働5.5時間・休憩なし)」といったパターンがあります。勤務時間が6時間未満なので、法律上の休憩時間が発生せず、効率的に働けます。この働き方が向いているのは、習い事や趣味など自分の時間も確保したい人、週末は家族とゆっくり過ごしたい人です。

収入シミュレーションは、時給1,200円 × 5.5時間/日 × 12日/月(週3日×4週)= 月収79,200円。月の日数により変動しますが、4.3週で計算すると約8.5万円となります。仕事のある日は集中して働き、休みの日はしっかり休む。このメリハリが長続きの秘訣です。

方程式②:【週4日・時短集中型】子どものお迎えを最優先したいあなたへ

1日4時間を週4日働くこのパターンは、週16時間(月収約82,000円)となり、1日の労働時間を短く抑えながら平日に働く日を少し増やすスタイルです。幼稚園や小学校低学年のお子さんがいるママに最適な働き方と言えます。

シフト例としては、「月・火・木・金の9:30〜13:30(実働4時間・休憩なし)」や「月・火・水・木の10:00〜15:00(実働4時間・休憩1時間含む)」といったパターンがあります。午後の早い時間に帰宅できるため、子どものお迎えに余裕を持って間に合うのが大きな安心材料です。

この働き方が向いているのは、子どもが帰宅するまでには必ず家にいたい人、毎日少しでも社会と接点を持ちたい人、長時間働くのは体力的に不安な人です。収入シミュレーションは、時給1,200円 × 4時間/日 × 16日/月(週4日×4週)= 月収76,800円。月の日数により変動しますが、4.3週で計算すると約8.2万円となります。毎日働くことで生活リズムも整いやすく、仕事が習慣化しやすいメリットもあります。

方程式③:【週5日・超時短型】毎日コツコツ、生活リズムを崩したくないあなたへ

1日3.5時間を週5日働くこのパターンは、週17.5時間(月収約89,000円)となり、平日は毎日働くけれど労働時間はごくわずかというスタイルです。「午前中だけ」「午後だけ」といった働き方で、生活リズムを大きく変えずに収入を得られるのが特徴です。

シフト例としては、「月〜金の9:00〜12:30(実働3.5時間・休憩なし)」や「月〜金の13:00〜16:30(実働3.5時間・休憩なし)」といったパターンがあります。勤務時間が短いため、通勤ラッシュを避けることもでき、身体への負担も最小限に抑えられます。

この働き方が向いているのは、毎日決まったリズムで生活したい人、仕事をしない日があるとかえって調子が狂う人、通勤が苦にならない人です。収入シミュレーションは、時給1,200円 × 3.5時間/日 × 20日/月(週5日×4週)= 月収84,000円。月の日数により変動しますが、4.3週で計算すると約8.9万円となります。毎日働くことで社会との繋がりを感じられ、孤独感を感じにくいというメンタル面でのメリットもあります。

方程式④:【不定期・スポット集中型】働ける時にガッツリ稼ぎたいあなたへ

1日8時間を月8〜9日働くこのパターンは、月64〜72時間(月収約7.6万〜8.6万円)となり、毎週決まったシフトに入るのではなく、「今月はこの8日間だけ働く」と決めて短期・単発の仕事を組み合わせる上級者向けのスタイルです。

シフト例としては、子どもの学校がある期間中の特定の2週間に集中して働く、月末月初だけの短期事務の仕事を毎月継続して行う、といったパターンがあります。働く日と休む日を自分でコントロールできるため、子どもの長期休みや学校行事に完全対応できるのが最大のメリットです。

この働き方が向いているのは、子どもの長期休みは完全に仕事も休みたい人、毎回違う職場で働くことに抵抗がない人、安定よりも自由を最優先したい人です。ただし、毎月仕事を探す手間がかかることや、職場に慣れる前に契約が終わってしまうというデメリットもあります。短期・単発の働き方に興味がある方は、【20. 短期単発派遣の活用術|学校行事に合わせた働き方】の記事も参考にしてください。

【戦略の章】方程式を成功させるための3つの秘訣

法律の壁を賢く使い、仕事探しのコツを押さえ、面接で実態を確認する。この3つが成功の鍵です。

理想のシフト方程式を見つけたら、それを実現するための戦略が必要です。単に計算通りに働けば良いというものではありません。法律の知識、効率的な仕事の探し方、そして職場の実態を見抜く力という3つの武器を手に入れることで、あなたのシフト計画は確実に成功へと近づきます。ここでは、多くの主婦が実践してきた具体的なノウハウをお伝えします。

秘訣1:法律の壁「6時間・8時間」を賢く利用する

日本の労働基準法では、労働時間に応じて休憩を取らせることが義務付けられています。具体的には、労働時間が6時間を超え8時間以内の場合は少なくとも45分の休憩、労働時間が8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩が必要です。

時給で働く私たちにとって、休憩時間は無給です。つまり、効率を最大化するなら、1日の労働時間を「6時間以内」に収め、休憩時間を発生させないのが最も賢い選択です。例えば、同じ6時間分の給料を稼ぐなら、「6時間15分勤務(休憩45分)」より、「5時間30分勤務(休憩なし)」の方が、45分も早く帰れるのです。

この差は主婦にとって非常に大きいですよね。子どものお迎え時間に余裕ができたり、夕食の準備に早く取りかかれたり。同じ収入でも、自由な時間が増えるのです。求人を探す際は、勤務時間が「6時間以内」の仕事を優先的に選ぶことをおすすめします。

秘訣2:「時給1200円の仕事」のリアルな探し方

「そもそも時給1200円の仕事なんて、そんなに簡単に見つかるの?」と思いますよね。大丈夫です。探し方のコツさえ知っていれば、選択肢は豊富にあります。まず職種で考えると、地方都市では一般事務、データ入力、軽作業などで見つかりやすい傾向があります。首都圏や大都市では、軽作業、コールセンター、受付などで豊富に求人があります。

効率的な探し方として、求人サイトでは「未経験OK」「ブランクOK」「主婦活躍中」といったキーワードで絞り込むと良いでしょう。また、派遣会社を活用する方法も非常に有効です。複数の派遣会社に登録し、同じような仕事でも時給が高い会社を選ぶことがポイントです。

派遣会社の担当者には、「時給1200円以上で、扶養内で月8万円程度稼げる仕事を探しています」と、具体的な数字で希望を伝えることが大切です。曖昧な伝え方では、あなたの希望とは異なる案件を紹介されてしまう可能性があります。数字を明確に伝えることで、マッチング精度が格段に上がります

秘訣3:面接(顔合わせ)で「残業」と「休み」の実態を探る

求人票に「残業なし」「シフト相談OK」と書いてあっても、油断は禁物です。職場見学や顔合わせの際に、実態を確認する質問を必ず行いましょう。まず残業については、「子どものお迎えがあるため定時で失礼させていただきたいのですが、月末などの繁忙期に残業が発生することはありますか?」と具体的に聞いてください。

休みについては、「子どもの急な体調不良などで当日お休みをいただく可能性もあるのですが、同じような主婦の方はいらっしゃいますか?また、お休みは取りやすい雰囲気でしょうか?」と質問するのが効果的です。実際に働いている主婦スタッフの存在を確認することで、職場の理解度を測ることができます。

この確認を怠ると、せっかく理想のシフトを組んでも、予期せぬ残業や休みづらい雰囲気で計画が崩れてしまいます。面接は企業があなたを選ぶ場であると同時に、あなたが職場を選ぶ場でもあることを忘れないでください。遠慮せず、しっかりと確認することが、長く安心して働くための第一歩です。

よくある質問(FAQ)

時給1200円は、税金や保険を引かれると実質いくらになりますか?

月収8万円(年収96万円)の範囲であれば、引かれるのは雇用保険料(約0.6%)のみです。時給1200円から天引きされるのは約7円なので、実質的な時給は約1193円と、ほとんど変わりません。所得税や社会保険料の負担はゼロです。

交通費は、月収8万円の中に含まれますか?

含まれません。交通費は給与とは別に支給されるのが一般的です。月収8万円に加えて交通費がプラスされると考えて大丈夫です。ただし、交通費は「社会保険の壁(130万円など)」の計算には含まれるので、将来的に収入を増やしていく際には注意が必要です。

月によって勤務日数が変わるため、収入が8万円を超えたり届かなかったりします。大丈夫ですか?

大丈夫です。扶養の計算は「年収」で行うため、1ヶ月単位の変動は問題ありません。年間で96万円〜100万円程度に収まるように、忙しい月と暇な月で労働時間を調整するのが賢い方法です。柔軟に調整しながら年間の総収入をコントロールしましょう。

もっと稼ぎたい場合、どこまでなら扶養内で働けますか?

税金の扶養(所得税がかからない)だけで言えば、年収103万円までです。月収にすると約85,000円。時給1200円なら、月71時間程度が上限となります。それ以上稼ぐと所得税がかかり始め、130万円を超えると社会保険の扶養からも外れるため注意が必要です。

時給1200円は、最低賃金と比べてどうですか?

2025年10月現在、最も高い東京都の最低賃金は1,113円(2023年10月改定時点)です。多くの地域で最低賃金は1,000円前後なので、時給1200円は未経験から始められる仕事としては、決して悪くない条件だと言えます。むしろ好条件の部類に入ります。

1日の労働時間が短いと、仕事は覚えにくいですか?

その可能性はあります。特に週3日・1日4時間などの場合、次に働く時までに前回教わったことを忘れてしまうことも。そのため、最初の1ヶ月は可能であれば少しシフトを多めに入れてもらう、メモをしっかり取る、といった工夫が重要になります。慣れるまでは意識的に記録を残しましょう。

この働き方で、キャリアアップは望めますか?

この働き方自体が直接的なキャリアアップに繋がるわけではありません。しかし、この働き方で社会復帰し、ブランクを埋め、PCスキルなどを取り戻すことで、次のステップ(長期派遣や正社員)に進むための非常に重要な助走期間とすることができます。

まとめ:方程式は、あなたを自由にするための道具

「時給1200円で月8万円」という目標は、決して手の届かない夢ではありません。この記事でご紹介した「方程式」は、単なる計算式ではなく、あなたが自分らしい働き方を見つけ、仕事と家庭を両立させ、人生をより豊かにするための「道具」です。

週3日で自分の時間も大切にするか、週5日で毎日社会と繋がるか。その選択はすべてあなたの自由です。大切なのは、あなた自身が心地よいと感じる働き方を見つけることです。月67時間という基本の数字を軸に、6時間の壁を意識しながら休憩時間を避け、効率的に働くことを心がけましょう。

仕事探しでは「未経験OK」「主婦活躍中」といったキーワードで検索し、派遣会社には具体的な数字で希望を伝えることが成功の鍵です。そして面接では、残業の実態や休みの取りやすさを必ず確認してください。求人票の文言だけを信じず、実際に働く環境を自分の目で見極めることが、長く安心して働くための第一歩です。

この記事があなたの背中を押し、新しい一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。まずは、あなたにとって最も心地よいと感じる「シフトの方程式」を見つけることから始めてみませんか。あなたの理想の働き方は、きっと見つかります。

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