仕事辞めたい理由の伝え方|角が立たない退職理由の例文15選【そのまま使える】

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退職理由の伝え方【例文15選】角が立たない無難な言い方

退職理由を上司に伝える際は、会社への不満ではなく「個人的で前向きな理由」を選び、感謝の言葉と共に簡潔に伝えるのが鉄則です。法律上は「一身上の都合」だけでも退職は成立しますが、円満退職にはもう一歩踏み込んだ建前が効果的です。

「何を理由にすれば辞められるんだろう」「本音を言ったら角が立つかも」——そんな不安を抱えている方は少なくありません。厚生労働省の「令和6年雇用動向調査」やマイナビ転職の「転職動向調査2025年版」を見ると、転職者が前職を辞めた理由の上位は「給与が低い」「仕事内容への不満」「人間関係」といったネガティブなものが占めています。でも、これを正直に言ってしまうと、引き止めやトラブルの原因になります。この記事では、そのまま使える退職理由の例文15パターンを、4カテゴリ別にご紹介します。

この記事のポイント

  • 退職理由に本音を言う必要はない
  • 3大原則で「角が立たない建前」を設計
  • NG例文4選→OK例文15選の対比で即理解
  • 法的には「一身上の都合」で十分
  • カテゴリ別にコピペで使える例文を掲載

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目次

仕事辞めたいけど、何を理由にすればいいか分からないあなたへ

退職理由は「本音」と「建前」を使い分けるのが鉄則です。「建前」は卑怯な嘘ではなく、お世話になった会社への敬意を払い、あなた自身の未来を守るためのコミュニケーション戦略です。ここでは、退職理由の上位データ・法的根拠・3大原則の3つを押さえましょう。

退職理由の上位は常にネガティブ——だから「本音」を言わないのが戦略

厚生労働省の「令和6年雇用動向調査」(2025年8月公表)によると、転職入職者が前職を辞めた理由は「個人的理由」が最多。マイナビ転職の「転職動向調査2025年版」でも、転職理由のトップは「給与が低かった」、次いで「仕事内容に不満」「人間関係」でした。

つまり、ほとんどの人がネガティブな理由で辞めている。でも、これをそのまま伝えたらどうなるか。「給与を上げるから」「部署を異動させるから」と引き止めの口実を与えてしまう。さらに上司や会社を批判することになり、感情的なしこりを残す。「他責にする人間だ」とあなたの評価まで下げてしまいます。デメリットしかありません。

まだ退職を決断しきれていない段階なら、まずはこちらで心を整理してみてください → 精神的に疲れた…仕事辞めたい、その気持ちは100%正しい

法律上、退職理由を伝える義務はない——「一身上の都合」の法的根拠

意外と知らない人が多いのですが、退職理由を会社に伝える法的義務は一切ありません。民法627条は「雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する」と定めているだけで、理由の開示については何も求めていません。

つまり、退職届に「一身上の都合により」と書けば、法的にはそれで完結する。連合(日本労働組合総連合会)の労働相談Q&Aでも「労働者には退職の自由がある」と明記されています。

ただ、「一身上の都合」だけで押し通すと、上司は「何か不満があるのか?」と勘繰りますし、円満退職は難しくなる。だからこそ、次に紹介する「3大原則」に基づいた建前が必要なのです。

3大原則で作る「角が立たない退職理由」

優れた建前には、共通する3つの原則があります。この原則さえ押さえれば、誰でも上司が納得する退職理由を作れます。

  • 原則1:会社のせいにしない(自責の形をとる)
  • 原則2:ポジティブな言葉で語る
  • 原則3:覆しがたい事実を根拠にする
  • 原則1は、「会社が〇〇してくれない」ではなく「私自身が〇〇したい」という形。あくまで自分の問題として語ることで、相手を否定しない。
  • 原則2は、「今の仕事がつまらない」ではなく「新しい〇〇に挑戦したい」。ネガティブな感情を未来に向けた前向きな言葉に変換する。
  • 原則3は、キャリアプラン・ライフイベント・健康など、会社側が「それなら仕方ない」と介入しにくい個人的な領域に理由を置くこと。ここが崩れると「改善するから残ってくれ」と反論される。

この3大原則を意識するだけで、退職理由は劇的に「通りやすく」なります。次のNG例文とOK例文を見比べると、違いが一目瞭然です。

退職を切り出す具体的な手順は → 「会社辞めたい言えない」を解決!上司への切り出し方完全マニュアル

【NG例文】これだけは言うな!一発アウトな退職理由

OK例文を見る前に、まず「絶対に避けるべき言い方」を確認しておきましょう。NG例文はすべて「他責」という共通点を持っています。会社・上司・環境のせいにした瞬間、引き止め・対立・評価低下のトリプルパンチを食らいます。

NG①〜②:給与不満と人間関係批判は引き止めの格好の餌

NG①:給与・待遇への不満

「仕事量の割に給料が低すぎます。もっと評価してくれる会社に行きます」

→ 「給与を上げるから」と引き止められやすく、かつ「単なる不満分子」という印象だけが残ります。

NG②:人間関係への不満

「〇〇部長のパワハラに耐えられません」

→ たとえ事実でも、特定の個人への非難は感情的な対立を生みます。退職交渉が泥沼化する原因No.1。(※ハラスメントが深刻な場合は、退職理由としてではなく、人事部や外部機関への相談として対処すべきです)

  • 給与不満 → 「上げるから」と交渉される
  • 人間関係 → 感情的対立の原因になる
  • どちらも「他責」の印象を与える

NG③〜④:会社批判と曖昧すぎる理由も危険

NG③:会社の批判・将来性への不安

「この会社のやり方にはついていけません。将来性もないと思います」

お世話になった会社を公然と批判するのは、社会人としてのマナー違反。残る人たちのモチベーションも下げます。たとえ心の中でそう思っていても、口にするメリットはゼロです。

NG④:曖昧すぎる理由

「なんとなく、辞めようと思いまして…」

→ 「何か不満があるのか?」とあらぬ憶測を呼び、しつこく問い詰められる原因になります。曖昧さは、上司に「まだ引き止める余地がある」と思わせてしまう。

NG例文に共通する「他責」の罠——自責に変換するだけで印象が変わる

4つのNG例文を見て気づいたかもしれませんが、すべてに共通するのは「会社が悪い」「環境が悪い」という他責の構造です。これを「私が〇〇したい」という自責の形に変換するだけで、同じ事実でも印象がまるで変わります。

スクロールできます
NG(他責)OK(自責=3大原則適用)
「給料が低すぎる」「自分の市場価値を試したい」
「上司のパワハラ」「チームで協力する働き方をしたい」
「将来性がない」「成長産業で経験を積みたい」
「なんとなく」「キャリアの方向性を見直した結果」

では、この変換をさらに具体的に磨き上げた「OK例文15選」を見ていきましょう。

【OK例文15選】カテゴリ別・そのまま使える退職理由の伝え方

ここからが本題です。角の立たない退職理由を、キャリアアップ系5選・家庭事情系4選・体調系3選・その他3選の4カテゴリ15パターンで紹介します。自分の状況に最も近いものを選び、固有名詞や期間をアレンジして使ってください。

カテゴリ1:キャリアアップ・スキルアップ(例文1〜5)

最も無難で、前向きな印象を与えられるカテゴリです。上司に「それなら仕方ない」と思わせる力が最も強い。迷ったらまずこのカテゴリから選ぶことをおすすめします。

例文1:専門性向上

「現職で〇〇の業務に携わる中で、より専門性を高めたいという思いが強くなりました。特に△△の分野で自分のスキルを試したいと考えており、その環境がある企業への転職を決意いたしました。」

例文2:異業種挑戦

「以前から関心のあった△△業界で、現職で培った〇〇のスキルを活かしたいと考えるようになりました。年齢的なことも踏まえ、今のタイミングで新しい挑戦をしたいという思いです。」

例文3:マネジメント経験

「将来的にマネジメントの道に進みたいと考えており、より早い段階からチームリーダーとしての経験を積める環境を求めて、転職を決意いたしました。」

例文4:起業・独立

「かねてから温めていた独立の構想を、いよいよ実行に移す決断をいたしました。現職で学んだ〇〇の知識を土台に、自分の事業を立ち上げたいと考えております。」

例文5:資格取得・留学

「以前から目標にしていた〇〇の資格取得に向け、勉強に専念する期間を確保したいと考えております。これまでの経験を活かしつつ、さらに専門性を深めたいという思いです。」

ポイントは「私自身が〇〇したい」というIメッセージで語ること。「今の仕事がつまらない」ではなく「新しい挑戦がしたい」——同じ事実でも、ベクトルを「未来」に向けるだけで印象がまるで変わります。

カテゴリ2:家庭の事情・ライフイベント(例文6〜9)

家庭事情は「会社がどうにもできない領域」のため、引き止められにくい強力な理由です。ただし、嘘の家庭事情は退職後に元同僚と会った際にバレるリスクがあるため、完全な作り話は避けましょう。

例文6:配偶者の転勤

「夫(妻)の転勤が決まり、〇月に〇〇へ転居することとなりました。通勤が困難になるため、誠に勝手ではございますが退職させていただきたく存じます。」

例文7:介護

「父(母)の体調が悪化し、当面の間、介護に専念する必要が出てまいりました。現在の勤務体系では両立が難しいと判断し、退職を決意いたしました。」

例文8:家業継承

「実家の家業を継ぐことを決意いたしました。長年悩んでおりましたが、両親の高齢化もあり、このタイミングで帰郷することにいたしました。」

例文9:結婚・出産

「〇月に結婚(出産)を予定しておりまして、今後の生活環境の変化を見据え、働き方を見直す決断をいたしました。」

  • 家庭事情は引き止めの余地が小さい
  • 嘘の家庭事情はバレるリスクあり
  • プライバシーに踏み込む質問には答えなくてよい

カテゴリ3:健康・体調(例文10〜12)

体調理由は同情を得やすい反面、会社から診断書の提出を求められる可能性がある点に注意してください。本当に体調が悪い場合は、無理に出社し続けるより退職した方がいいケースも多いので、正直に伝えて問題ありません。

例文10:体調不良(漠然とした表現)

「以前から体調を崩し気味でして、今後のことを考え、一度仕事から離れて療養に専念したいと考えております。」

例文11:健康上の理由(休養重視)

「誠に勝手ながら、健康上の理由により退職させていただきたく存じます。まずは体調を万全に回復させてから、今後のキャリアについてゆっくり考えたいと思っております。」

例文12:医師の勧め

「医師から現在の働き方を見直し、少し休養を取るよう勧められました。会社の皆様にご迷惑をおかけし続けるわけにはいかないと判断し、退職を決断いたしました。」

病名を詳しく話す義務はありません。「プライベートなことですので」と一線を引く姿勢を見せれば、普通はそれ以上追及されません。

心身が限界な場合は → 燃え尽きた心を回復させる方法〜バーンアウトから立ち直る完全ガイド〜

カテゴリ4:その他・究極の理由(例文13〜15)

どのカテゴリにも当てはまらない場合や、とにかくシンプルに済ませたい場合の3パターンです。

例文13:やりたいこと発見

「他にやりたいことが見つかりました。御社には大変お世話になり心苦しいのですが、自分の気持ちに正直に、新たな道に進みたいと考えております。」

例文14:一身上の都合(最小限)

「大変恐縮ですが、詳細をお伝えすることはできかねます。一身上の都合により退職させていただきたく存じます。」

先ほど書いた通り、法律上はこの理由だけで十分。ただ、円満退職を目指すなら、可能な限りもう少し具体的な理由を伝えた方が上司の心象は良くなります。

例文15:地元へのUターン

「地元に戻って地域に根ざした仕事をしたいという思いが、年々強くなっておりました。このたび地元で〇〇の機会をいただけることになり、退職を決意いたしました。」

  • 「やりたいこと」は具体的に語れるよう準備する
  • 「一身上の都合」は法的には有効だが円満退職には不十分
  • 地理的な理由は引き止めが難しい

退職理由を伝えるベストなタイミングについて → 退職を切り出すベストタイミングはいつ?

退職理由を伝えた後の引き止め対処と注意点

退職理由を伝えたら終わりではありません。引き止め対処・理由の一貫性・感謝の表現——この3つが、退職までの期間を穏やかに過ごすための鍵です。

引き止められた時の対処法——「意思は変わりません」を繰り返す

退職理由に3大原則を適用していれば、そもそも引き止めにくい構造になっているはずです。それでも上司が食い下がってきた場合は、「ありがたいお言葉ですが、熟慮の末の決断ですのでご理解ください」を繰り返すのが最も効果的。

ここで注意してほしいのは、条件交渉に応じないこと。「給与を上げる」「ポジションを用意する」といった提示に乗ると、「退職をちらつかせれば条件が上がる人」という社内評価が固定され、長期的にはマイナスです。正直、ここは心が揺れる場面ですが、筆者としては条件改善の提案には応じない方がいいと考えます。

強い引き止めへの具体的な対処法 → 威圧的な上司から心とキャリアを守り抜くための退職交渉術

会社が違法に辞めさせてくれない場合 → 「会社が辞めさせてくれない」は100%違法!法的対処法と相談先一覧

上司と人事で退職理由を統一する——一貫性がないと信頼を失う

退職理由は、上司・人事・同僚のいずれに対しても同じ内容で通すことが大前提です。上司には「キャリアアップのため」と伝えたのに、仲の良い同僚には「本当は上司が嫌だった」と漏らしてしまうと、退職日までの社内での立場が一気に悪くなります。

  • 誰に対しても同じ理由を一貫して伝える
  • 仲の良い同僚にも本音は明かさない
  • 退職後に連絡が来ても理由をぶれさせない

ちなみに、退職後にSNSで愚痴を書くのも厳禁です。業界は狭い。元同僚や取引先の目に触れれば、あなたの転職先での評判にも影響しかねません。

退職後も活きる「感謝」の一言——最後の印象が将来の人脈になる

退職理由を伝える際、前後に必ず添えてほしいのが感謝の言葉です。「〇年間、大変お世話になりました」「〇〇の経験は私の財産です」。たった一言の感謝が、退職後の人間関係と評判を決定的に変えます。

たとえ会社に不満があっても、感謝の言葉は社会人としての礼儀。ここは損得の問題ではなく、あなた自身の品格の問題です。最後の印象が良ければ、将来どこかで再会したとき「あの人は最後まで立派だった」と言われる。それは、あなたのキャリア全体にとってプラスにしかなりません。

退職手続き全体の流れ → 【初心者向け】退職手続きの流れと必要書類チェックリスト完全版

面接で退職理由を聞かれた時の答え方 → 退職理由「なぜ仕事辞めたのですか?」に、もう困らない。転職面接を突破する方法

よくある質問

退職理由で嘘をついてもいいのか?

経歴やスキルに関する嘘は絶対にNGですが、円満退職のための「建前」は社会的に許容される範囲です。法律上、退職理由を正直に伝える義務はありません。ただし、嘘がバレた場合に信頼を失うリスクがあるため、完全な作り話よりも「本音をポジティブに変換した建前」を推奨します。

退職届と退職願、どちらに退職理由を書く?

どちらも「一身上の都合により」と書くのが一般的です。退職届・退職願に詳細な退職理由を書く必要はありません。具体的な理由は口頭で上司に伝え、書面はシンプルに「一身上の都合」で統一しましょう。

退職理由は上司と人事で同じにすべき?

はい、必ず同じ理由で統一してください。上司にはキャリアアップと伝えたのに、人事には人間関係と伝えるなど、相手によって理由を変えると、社内で矛盾が発覚し信頼を失います。仲の良い同僚にも本音は明かさないのが鉄則です。

「一身上の都合」だけで退職できる?

法的には十分です。民法627条に基づき、退職の申入れから2週間で雇用契約は終了します。理由の詳細を開示する義務はありません。ただし、円満退職を目指すなら「一身上の都合」に加えてもう少し具体的な建前を添えた方が、上司の心象は良くなります。

退職理由は何個か用意しておくべき?

メインの理由を1つ決め、補足として1〜2個のサブ理由を用意しておくと安心です。ただし、理由が多すぎると論点がぼやけて逆効果になります。3大原則に基づいた一つのストーリーを軸に、掘り下げ質問に対応できるサブ理由を準備する程度で十分です。

パート・アルバイトでも退職理由は必要?

法的には不要です。パート・アルバイトも正社員と同様に退職の自由があり、「一身上の都合」で退職は成立します。ただし、契約期間の定めがある場合は原則として期間満了まで勤務する義務がある点に注意してください。円満に辞めたいなら、シフト作成前に伝えるのがマナーです。

退職理由の嘘が転職先にバレることはある?

前職に問い合わせる企業は少数ですが、ゼロではありません。特に同業種への転職では業界内の人脈を通じて情報が伝わる可能性があります。完全な嘘よりも「本音をポジティブに変換した建前」であれば、矛盾が生じにくくバレるリスクも低くなります。

仕事辞めたいけど理由がない場合はどうする?

「理由がない」と感じる場合でも、「漠然とした不安」「成長の停滞感」「価値観の変化」など、言語化できていないだけで理由は必ずあります。まずはノートに辞めたい気持ちを書き出してみましょう。それでも整理がつかない場合は、こちらの記事が参考になります → 「仕事辞めたい、でも理由がない」モヤモヤの正体

まとめ——「建前」は嘘ではなく、最後の礼儀

退職理由の「建前」は、嘘でも逃げでもありません。お世話になった会社への敬意を払い、あなた自身の未来を守るための、社会人としての最後の礼儀です。

  • 本音を言う必要はない——法的義務ゼロ
  • 3大原則で建前を設計する(自責・ポジティブ・覆しがたい事実)
  • 15パターンから自分に合う例文を選んでアレンジ
  • 引き止めには「意思は変わりません」を繰り返す
  • 感謝の一言が、退職後の人脈と評判を守る

この記事の例文は「そのまま使える」ことを意識して作りました。自分の状況に合うものをスマホにメモしておいて、いざという時にサッと取り出せるようにしておくと安心です。あなたが、堂々と次のステージへ踏み出せることを願っています。

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