行政書士試験の解答速報は、試験当日の夜に各予備校が公開します。択一・多肢の見込み点は当日中に把握でき、記述式は予備校の予想採点で「幅」を見積もれます(公式の正解等は合格発表時にセンターが公表するため、速報段階の点数はあくまで見込みです)。
直前期に何をすべきか、当日夜に速報をどう使うか、そして自己採点の結果を受けて次にどう動くか——本番前後の3か月は、動き方で結果への向き合い方が変わります。この記事を読み終えると、直前期の優先順位から当日の自己採点手順、合格発表までの過ごし方までが一本の流れとしてわかります。
この記事を書いた人


2013年に「ビジネス実務法務検定2級」と独学で「行政書士」試験に合格。この資格を活かし、法務やコンプライアンスの視点からも安心できる情報発信を心がけています。
この記事のポイント
- 速報は当日の夜に出る
- 記述は「幅」で採点
- 補正的措置は例外的な制度
- 直前期は新教材を断つ
行政書士試験の解答速報は試験当日の夜に出る【結論】

試験が終わったその日のうちに、合否の見込みは大まかに掴めます。各予備校が当日夜に解答速報を公開するからです。まずは、いつ・どこで速報が出るのかを押さえましょう。
各社の公開タイミング(令和7年度の例)
令和7年度(2025年度)は、試験当日の夜に各社が続々と速報を出しました。資格スクエアが17時、アガルートが18時、LECが20時、TACが20時30分という順でした(各社の公開時刻は年度ごとに変わるため、令和8年度は試験当日に各社公式でご確認ください。TAC解答速報ほか)。
公開時刻は年度・各社の運営で変わります。おおむね試験終了後の夕方〜夜、と覚えておけば十分です。

速報ページは複数社ぶんを事前にブックマークしておくのが鉄則です。見るの緊張するんだよなぁ~
試験当日に自己採点ができる
速報が当日に出るため、その日のうちに択一の見込み点を把握できます。ただし速報は各社の見解であり、解答が割れる問題もあります。公式の正解は合格発表時にセンターが公表するため、速報段階では「見込み」として扱いましょう。それでも合否の見通しが大きく前進するのは確かです。
問題用紙に自分の解答を控えておくと、自己採点がスムーズです。持ち帰り前提で、マークと同時にメモを取りましょう。



問題用紙への解答メモを忘れると自己採点ができません。ここは要注意!
令和8年度(2026年度)の速報予定
令和8年度の試験は2026年11月8日(日)です。速報は同日の夜から順次公開される見込みで、各社が特設ページを開設します。本記事は試験後に、各社の速報リンクと公開時刻を最新情報へ更新します。
試験日や制度は行政書士試験の試験日・日程【最新】で確認できます。当日は、ブックマークした速報ページを開くだけの状態にしておくと安心です。
解答速報の正しい使い方


速報はただ答え合わせをするだけの道具ではありません。特に記述式の扱いには、知っておくべきコツがあります。正確に自己採点するための3つのポイントを押さえましょう。
択一の自己採点は機械的に
択一・多肢は、速報と照合すれば見込み点をかなり正確に出せます(ただし速報は公式解答ではなく、複数社で解答が割れる問題が出ることもあります)。まずここを固め、記述抜きで何点あるかを把握します。合格ライン180点まであと何点かの目安が、これで見えます。
択一で170点を超えていれば、合格はかなり近い位置。記述次第という状況が明確になります。
記述の自己採点は「幅」で見る
難しいのが記述式です。採点基準が非公表のため、点数は「最低〜最高」の幅で見積もるのが現実的。キーワードが書けていれば部分点が期待でき、逆に方向性がずれていれば辛めに見ておきます。
楽観と悲観の両方で計算し、レンジで合否を判断するのが賢明です。1点に一喜一憂しないための知恵でもあります。



記述は「甘め」と「辛め」の両方で採点しておくと、心の準備ができます。
複数社を照合する(割れる問題に注意)
まれに、各社で解答が割れる問題があります。1社だけを鵜呑みにせず、2〜3社で照合すると精度が上がります。割れている問題は、最終的にセンターの正解発表を待つのが確実です。
- 択一→速報で見込み把握
- 記述→幅で見積もる
- 割れる問題→複数社照合
自己採点後にやること——補正措置と合格発表まで


自己採点が終わっても、正式な合否は合格発表までわかりません。特にボーダー付近の人は、どう過ごすかで気持ちの負担が変わります。結果を待つ間の考え方を整理しておきましょう。
「補正的措置」は例外的な制度——過度な期待は禁物
行政書士試験には、試験の難易度が過去と比較して著しく変動した場合に合格基準に補正的措置が加えられることがあるという制度があります(合否判定基準・センターFAQ)。ただしこれは例外的な措置で、通常年のボーダー救済制度ではありません。「何点前後なら補正される」という公式の基準も存在しないため、ボーダー付近の人は結果を待ちつつ、並行して次の一手の準備を進めるのが現実的です。
実際に補正的措置が採られた年は限られます。期待して待つのではなく、「制度として存在する」程度に捉えておきましょう。
合格発表(翌年1月)まで待つ
正式な合格発表は、翌年1月です。令和8年度なら2027年1月27日(水)の予定。センターのサイトで受験番号が公表され、合格者には合格証が郵送されます。約2か月半、結果を待つことになります。
合否がほぼ確実な人は、この期間に登録や開業の準備を始めるのが効率的。合格後の流れは行政書士完全ガイドで確認できます。
不合格が濃厚でも「次」を早く決める
自己採点が厳しかった場合も、立ち止まる必要はありません。記憶が新しいうちに敗因を分析するのが、翌年に向けた最良のスタートです。どの科目で崩れたかを言語化し、来年の戦略に落とし込みます。
独学で限界を感じたなら、通信講座への切り替えを検討する好機でもあります。学習法の見直しは行政書士は独学か通信講座かが参考になります。





悔しさが残る当日夜こそ、来年の作戦を1行だけメモしておくと違います。
直前期(試験1〜2か月前)の過ごし方
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ここで少し時間を巻き戻します。良い結果を自己採点で見るには、直前期の過ごし方が決定的。最後の1〜2か月でやるべきこと・やってはいけないことを整理します。
新しい教材に手を出さない
直前期の鉄則は、手を広げないことです。新しい問題集や講座に手を出すと、消化不良で不安が増すだけ。これまで使った教材を繰り返し、知識の穴を埋める作業に徹します。
焦りから新教材に走るのは、直前期に最も多い失敗です。今ある武器を磨き切りましょう。
過去問と模試の復習に絞る
優先すべきは、過去問と模試で間違えた問題の復習です。間違えた肢の理由を言語化する作業が、最後の伸びを生みます。本番形式で時間を計り、解く順番も固めておきます。
模試の活用法や直前対策は、勉強法の記事とあわせて詰めておくと万全です。
体調管理と持ち物準備も対策のうち
見落とされがちですが、体調と持ち物の管理も立派な試験対策です。睡眠リズムを本番の時間帯に合わせ、受験票・時計・鉛筆を前日までに揃えます。当日の朝に慌てない準備が、実力発揮を支えます。
持ち物の詳細は行政書士試験の試験日・日程【最新】で確認できます。準備を終えたら、あとは実力を出すだけです。



直前1週間は、新しいことより「できることの確認」に振るのが正解です。この時期でもまだまだ成長はできますよ!
よくある質問(FAQ)
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- 行政書士試験の解答速報はいつ出ますか?
-
試験当日の夜に各予備校が公開します。令和7年度は資格スクエアが17時、アガルートが18時、LECが20時、TACが20時30分に公開しました。公開時刻は年度で変わりますが、当日中に自己採点が可能です。
- 記述式も当日に自己採点できますか?
-
正確な自己採点はできません。採点基準が非公表のため、予備校の予想採点を参考に「幅」で見積もるのが現実的です。甘め・辛めの両方で計算し、レンジで見通しを立てるのがおすすめです。
- 補正措置とは何ですか?
-
試験の難易度が過去と比較して著しく変動した場合に、合格基準に補正が加えられることがある制度です。例外的な措置であり、「何点なら補正される」という公式基準はありません。ボーダー付近でも過度な期待はせず、発表を待ちながら次の準備を進めましょう。
- 解答速報はどの予備校を見ればいいですか?
-
LEC・TAC・アガルート・資格スクエアなど大手を2〜3社照合するのがおすすめです。まれに解答が割れる問題があるため、1社だけを鵜呑みにしないほうが安全です。割れた問題は最終的にセンターの正解発表で確認します。
- 自己採点で何点あれば合格ですか?
-
全体180点以上が基準です。加えて法令等122点・基礎知識24点の足切りも満たす必要があります。択一だけで170点を超えていれば合格は近く、記述の出来次第という状況になります。
- 合格発表はいつですか?
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試験の翌年1月です。令和8年度(2026年度)なら2027年1月27日(水)の予定です。試験研究センターのサイトで受験番号が公表され、合格者には合格証が郵送されます。試験から約2か月半後になります。
- 直前期は何を勉強すればいいですか?
-
新しい教材には手を出さず、これまで使った教材の復習に絞ります。過去問と模試で間違えた問題を、理由まで言語化して潰すのが最も効果的です。本番形式で時間を計り、解く順番を固めておきましょう。
- 不合格が濃厚なとき、まず何をすべきですか?
-
記憶が新しいうちに敗因を分析することです。どの科目で崩れたかを言語化し、翌年の戦略に落とし込みます。独学で限界を感じた場合は、通信講座への切り替えを検討する好機でもあります。
まとめ|当日夜の動きが、次の一年を変える


解答速報は試験当日の夜に各社が公開し、その日のうちに見込みの自己採点ができます。択一は速報と照合して、記述は幅で。公式の正解と結果は1月の合格発表で確定します。そして結果がどうあれ、当日のうちに次の一手を決めた人が、翌年の主導権を握ります。
直前期は手を広げず、当日は速報を冷静に使う。この2つができれば、本番前後の3か月で悔いは残りません。
- 問題用紙に解答をメモ
- 速報2〜3社で自己採点
- 結果を待たず次を決める
今日できる一歩は、直前期の学習計画を「新教材を足さない」前提で組み直すこと。試験日程の確認は行政書士試験の試験日・日程【最新】、学習法の見直しは行政書士は独学か通信講座かで確認できます。全体像は行政書士完全ガイドへ。




参考URL一覧
- 行政書士試験研究センター・令和8年度行政書士試験のご案内:https://gyosei-shiken.or.jp/doc/guide/guide.html
- 行政書士試験研究センター・令和7年度合否判定基準(補正措置):https://gyosei-shiken.or.jp/pdf/basis.pdf
- TAC・行政書士試験 解答速報:https://www.tac-school.co.jp/kouza_gyosei/sokuhou.html
- LEC・行政書士試験 解答速報・講評:https://www.lec-jp.com/gyousei/juken/sokuhou.html
- アガルート・行政書士試験 解答速報:https://www.agaroot.jp/gyosei/honshikenh29/










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