行政書士の合格率14.54%はなぜ低い?推移と実質難易度を解説【2026年最新】

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行政書士の合格率14.54%はなぜ低い?推移と実質難易度を解説【2026年最新】

行政書士試験の合格率は、令和7年度(2025年度)で14.54%。過去6年は10〜14%台で推移する難関ですが、この数字は「見た目ほど低くない」と言えます。

低く見える一因として、受験資格がないぶん準備不足の「記念受験」層も母数に含まれやすいことが予備校などで指摘されています(受験者の準備度を示す公式統計はなく、主因と断定できるものではありません)。それでも、計画的に準備を仕上げること自体が大きな差になる試験です。この記事を読み終えると、合格率が低い本当の理由と、自分が置かれる「実質の難易度」がわかり、勝てる戦略を描けるようになります。

この記事を書いた人

記事監修
エフネクスト 鈴木
行政書士試験 合格証

2013年に「ビジネス実務法務検定2級」と独学で「行政書士」試験に合格。この資格を活かし、法務やコンプライアンスの視点からも安心できる情報発信を心がけています。

この記事のポイント

  • 令和7年度は14.54%
  • 10年間ほぼ10〜14%台
  • 母数に準備不足層も含む
  • 本気層の勝率は別物

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目次

行政書士試験の合格率は14.54%、でも見た目ほど低くない【結論】

合格率という数字は、そのまま「自分の落ちる確率」ではありません。まずは最新の実数と推移を押さえ、そのうえで数字のカラクリを解きほぐしていきます。ここを理解すると、不必要に怖がらずに済みます。

令和7年度の実数——受験50,163人・合格7,292人

試験研究センターの推移データによると、令和7年度は受験者50,163人・合格者7,292人で、合格率14.54%でした。これは近年では高めの水準です。

合格に必要なのは300点満点中180点。上位数%を争う競争ではなく、基準点を超えた人が全員受かる仕組みです。だから「7,292人しか受からない」ではなく「基準を超えた人が7,292人いた」と読むのが正確です。

「落ちる確率」ではなく「受かった人数」。この読み替えが第一歩です。

過去6年の推移(2020〜2025)

直近6年の全国合格率は次のとおりです。年度で上下はあるものの、おおむね10〜14%台のレンジで安定しています。

スクロールできます
年度合格率
令和7年度(2025)14.54%
令和6年度(2024)12.90%
令和5年度(2023)13.98%
令和4年度(2022)12.13%
令和3年度(2021)11.18%
令和2年度(2020)10.72%

過去10年で最も高かったのは2017年度の15.72%とされます(ユーキャンの推移データ)。難易度が急変していないことがわかります。

推移が安定している資格は、対策も立てやすいものです。

数字のカラクリ——母数に「記念受験」が混じる

ここが重要ポイントです。行政書士試験は受験資格が一切ないため、腕試しや準備不足のまま受ける層も一定数いると考えられます。この層が分母を膨らませ、見かけの合格率を押し下げている可能性が、予備校などでよく指摘されます(公式統計での裏付けはありません)。

実際、令和7年度の受験率は78.57%で、申込者の2割超が当日欠席していました(令和7年度実施結果の概要)。「申し込んだけど受けない」人がこれだけいる試験、という事実は覚えておく価値があります。

なぜ合格率が低いのか——4つの理由

なぜ合格率が低いのか——4つの理由

合格率の低さは、試験そのものが理不尽に難しいからではありません。構造的な要因が4つ重なった結果です。理由を分けて理解すれば、どれが自分に関係するかが見えてきます。

  • 記念受験が多い
  • 3つの足切り
  • 範囲が広い
  • 社会人の時間不足

理由①:受験資格がなく「記念受験」が多い

伊藤塾コラムも、低さの一因に受験資格の不在を挙げています。年齢・学歴・国籍を問わないぶん、学習を終えていない人も母数に入るのです。誰でも受けられる開かれた試験ゆえの数字、ともいえます。

これは裏返せばチャンス。本気で準備した人にとって、相対的に有利な地形だということです。

理由②:3つの足切り制度がある

合格には、法令等122点・基礎知識24点・全体180点の3条件を同時に満たす必要があります。総合180点を超えても、1科目でも基準割れなら不合格。この足切りで涙をのむ人が毎年います。

  • 法令等122点以上
  • 基礎知識24点以上
  • 全体180点以上

特に基礎知識の足切りは対策が後回しになりがち。配点構造の詳細は「行政書士試験の科目・配点・合格点で確認できます。

正直、足切りで落ちるのが一番くやしいパターンです。

理由③:試験範囲が広い

法令等5科目に基礎知識まで加わり、カバーすべき範囲は膨大です。広く浅くでは足切りに引っかかり、狭く深くでは総合点が足りない——このバランスの難しさが、合格率を下げる要因になっています。

だからこそ、配点の大きい科目に資源を集中する戦略が効きます。手を広げすぎない勇気が、実は合格への近道です。

理由④:社会人受験者が多く時間不足になりやすい

受験者の多くは働きながら学ぶ社会人です。目安の800時間を確保しきれず、直前期に間に合わないケースが少なくありません。時間の確保そのものが最初の関門になるわけです。

可処分時間から逆算した計画づくりが、完走率を左右します。時間設計は「行政書士の勉強時間」で詳しく扱っています。

「実質合格率」で見る本当の難易度【独自視点】

「実質合格率」で見る本当の難易度【独自視点】

公表される合格率は、準備状況を問わない「全員ベース」の数字です。では、本気で準備した人だけを取り出すと景色はどう変わるのか——これは公式統計がなく推計の域を出ませんが、考え方として整理しておきます。

受験率78.57%が示すもの

申込者のうち実際に受験したのは78.57%。2割超が当日受験していないという事実があります。欠席の理由は仕事や体調、日程の重複などさまざまで「対策が続かなかった」とは断定できませんが、少なくとも申込者全員が万全の状態で競っているわけではない、ということは読み取れます。

まず受け切る。当たり前に見えて、ここで差がつくポイントです。

「本気層の合格率」は公式統計がない——推測との付き合い方

一部の予備校や合格者の分析では、本気で対策した層の合格率はもっと高いはずだ、という推計が語られることがあります。ただしこれは公式データではなく、母集団の定義も検証もない推測です。「40〜50%」といった具体的な数字を信頼できる根拠は確認できないため、当サイトとしては参考程度に留めることをおすすめします。

確実に言えるのは、絶対評価の試験である以上、準備の質と量を担保した人の合否は他人の出来に左右されない、ということです。全体の合格率はあなた個人の合格可能性そのものではありません。

全体の合格率と「準備を仕上げた自分の勝率」は別物、と考えましょう!

記念受験を除いた「自分の勝率」の考え方

大事なのは全体の合格率ではなく、あなた自身の勝率です。800時間を計画的に積み、過去問を回し、足切りを外さない。この3条件を満たせるかどうかで、個人の合格可能性は決まります。

合格率14.54%に怯えるより、「自分は本気層に入れるか」を問うほうが建設的です。難易度そのものの立ち位置は行政書士の難易度・偏差値で確認してください。

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合格率を上げる3つの戦略

低い合格率は、正しく攻めれば十分に覆せます。やることはシンプルで、足切り回避・得点源の確保・完走という3つに集約されます。順に見ていきましょう。

戦略①:足切りを絶対に割らない

まず守りを固めます。基礎知識で最低6問(24点)を確保できる状態を、早い段階で作っておく。足切り回避は”守りの投資”で、ここを軽視すると総合力が高くても一発で崩れます。

文章理解や個人情報保護など、対策で伸びやすい分野から手をつけるのが効率的です。

戦略②:主要科目で確実に稼ぐ

攻めの主役は民法と行政法。この2科目で全体の約6割を占めるため、ここを固めれば180点が現実的に見えてきます。配点の小さい科目に時間を溶かさないことが肝心です。

過去問を軸に「解ける形」まで落とし込むのが近道。具体的な勉強法は[行政書士の勉強時間]とあわせて確認してください。

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戦略③:独学か講座かで「完走率」を上げる

合格率を下げる最大の敵は、途中離脱です。学習が続かず受験すら断念する2割に入らないためには、完走できる仕組みを選ぶこと。続けられる環境こそ最大の合格戦略です。

自己管理が得意なら独学、挫折が怖いなら講座、と割り切るのも手。判断は[行政書士は独学か通信講座か]で条件別に整理しています。

合格者を見てきて思うのは、才能より「続けた人」が受かるということです。

よくある質問(FAQ)

行政書士試験の合格率は何%ですか?

令和7年度(2025年度)は14.54%で、受験者50,163人のうち7,292人が合格しました。過去6年はおおむね10〜14%台で推移しており、近年では高めの水準です。300点満点中180点で合格できる絶対評価です。

なぜ行政書士の合格率は低いのですか?

構造的な要因として、受験資格がなく準備不足の受験者も母数に入りやすいこと(公式統計はなく予備校等の指摘)、3つの足切り制度、試験範囲の広さ、社会人受験者が多く時間不足になりやすいことが挙げられます。試験自体が理不尽に難しいわけではありません。

本気で勉強した人の合格率はどれくらいですか?

各予備校や合格者の分析では40〜50%程度とも言われますが、これは公式データではなく推計値で、母集団の定義もばらつきます。ただし「準備の質と量を担保すれば公表値より高い勝率が見込める」という方向性は複数の情報源が一致しています。

合格率が低くても独学で受かりますか?

受かります。合格は絶対評価で、基準点を超えれば独学でも合格できます。合格率は準備状況を問わない全員ベースの数字であり、あなた個人の合格可能性そのものではありません。計画的に完走することが何よりの対策です。

過去10年で合格率が最も高かったのは何年ですか?

2017年度(平成29年度)の15.72%とされます。それ以外の年度は9%台から14%台の範囲で推移しており、直近10年で難易度が大きく変動しているわけではありません。

足切りとは何ですか?合格率とどう関係しますか?

足切りは科目ごとの最低基準点です。法令等122点・基礎知識24点・全体180点をすべて満たす必要があり、1つでも下回ると総合点が高くても不合格になります。この制度が合格率を押し下げる一因です。

合格率を上げるにはどうすればいいですか?

足切りを割らないこと、民法・行政法で確実に得点すること、学習を完走できる環境を選ぶことの3つが柱です。特に途中離脱を防ぐ仕組みづくりが、公表合格率を個人レベルで覆す鍵になります。

受験率78.57%とはどういう意味ですか?

申込者のうち実際に試験を受けた人の割合です。令和7年度は申込者の2割超が当日欠席しました。つまり「仕上げて会場にたどり着く」だけで、すでに上位集団に入っていると考えられます。

まとめ|合格率の数字に、もう振り回されない

行政書士試験の合格率14.54%は、記念受験や途中離脱を含んだ「全員ベース」の数字です。低さの正体は、受験資格の不在・3つの足切り・広い範囲・社会人の時間不足という4つの構造要因。試験が理不尽に難しいわけではありません。

見るべきは全体の合格率ではなく、あなた自身の勝率です。準備を仕上げて会場に立てば、もう上位集団。数字に怯える段階は、これで卒業です。

  • 足切りを外さない
  • 主要2科目で稼ぐ
  • 完走できる環境を選ぶ

今日の一歩は、公式の推移データで数字を自分の目で確かめること。そのうえで「行政書士の難易度・偏差値」で立ち位置を掴み、「行政書士の勉強時間」で完走計画を立てましょう。全体像は「行政書士完全ガイド」にまとまっています。

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この記事を書いた人

派遣業界で15年以上、営業として企業と人をつなぐ仕事に携わってきました。現在はエフネクストの広報部に所属し、これまでの営業経験を活かしながら、会社の魅力を発信する仕事をしています。
2013年に「ビジネス実務法務検定2級」と「行政書士」資格を取得。この資格を活かし、法務やコンプライアンスの視点からも安心できる情報発信を心がけています。「人の想いと企業の想いをつなぐ広報」を目指して活動中です。

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