
ねえ、島田さん…。ちょっと不安なことを聞いちゃったの。派遣って、同じ職場でずっとは働けないって本当?



おや、鈴木さん。こんにちは!どうしたんですか、神妙な顔をして。何か心配事ですか?



そうなのよ。この前、お友達と話してたら、『派遣は3年までしかいられないのよ』なんて言うものだから…。せっかく良い職場が見つかっても、3年でお別れなんて、寂しすぎるわ…。



なるほど、『3年ルール』のことですね。そうやって不安に思っている方、実はすごく多いんですよ。でも、鈴木さん。先に結論から言いますね。安心してください!60歳以上の鈴木さんたちは、そのルールの心配をしなくていいんです。



えっ!?そうなの!?でも、その『3年ルール』って一体何なの?



いい質問ですね!多くの方が誤解している、この大切なお話。今日は、日本一やさしく、鈴木さんの不安がゼロになるまで、とことん解説していきますね!難しい法律用語は一切使いませんから、お茶でも飲みながらリラックスして聞いてください。
派遣社員が60歳以降も安心して働ける理由
派遣社員が同じ職場で働ける期間には、原則として上限(通称:3年ルール)がありますが、60歳以上の方はこのルールの「対象外」です。そのため、派遣先の会社が希望すれば、3年を超えて同じ職場で働き続けることが可能です。さらに、同じ派遣会社で通算5年以上働くと、希望すれば期間の定めのない「無期雇用派遣」に転換する権利も得られます。これにより、雇用の安定性が格段にアップし、安心して長く働くことができます。
この記事のポイントまとめ
- 多くの派遣社員を悩ませる「3年ルール(抵触日)」の正体とその目的
- 60歳以上なら「3年ルール」を気にしなくて良い理由と法的根拠
- 雇用の安定性が劇的にアップする「無期雇用」という働き方の仕組み
- 「有期雇用」と「無期雇用」のメリット・デメリット徹底比較
- 損しないために今すぐできる具体的なアクションプラン
\ 老若男女が働く六本木二丁目の派遣会社 /


全国拠点として仙台・大阪・福岡にも営業所を展開中!
派遣の60歳以上が不安な「3年ルール(抵触日)」って何?


結論:派遣社員を守るための法律
- 3年ルールは派遣社員が不安定な立場に置かれ続けないための保護制度
- 2015年に労働者派遣法の改正により導入された仕組み
- 同じ職場で働ける期間の上限を3年と定めた規定
- 「抵触日」とは3年という期間が満了する日のこと



まず、その『3年ルール』っていうのがよく分からないわ。『抵触日(ていしょくび)』なんて、漢字も難しくて…。



ははは、そうですよね。大丈夫、簡単に考えてみましょう。このルールは、派遣社員という働き方を守るために、2015年にできた法律なんです。



え、守るため?3年で辞めさせられちゃうのに?
3年ルールが作られた本当の目的



そこがポイントです!国としては、『もし同じ人にずっと働いてほしいなら、派遣のままじゃなくて、その会社の直接の社員(正社員や契約社員)にしてあげてね』と、派遣先の会社にお願いしているんです。そのリミットが『3年』なんですね。



なるほど…。派遣社員が不安定な立場のまま、ずっと置かれないようにするためのルールなのね。



その通り!そして、その『3年』というリミットが来てしまう日のことを、難しい言葉で『抵触日』と呼んでいるだけなんです。いわば、契約期間の満期日のようなものですね。
抵触日が来たらどうなる?3つの選択肢



ふむふむ。じゃあ、普通の人(60歳未満の人)は、この『抵触日』が来たら、どうなっちゃうの?



良い質問です!その場合、選択肢は主に3つあります。
- 派遣先の会社に、正社員などとして直接雇ってもらう
- 今の派遣契約を終了し、別の派遣先を探す
- 派遣会社と『無期雇用』の契約を結ぶ(これは後で詳しくお話ししますね)



多くの人は、この2番目の『別の職場を探さなきゃいけない』という部分だけを見て、『3年でクビになっちゃう!』と不安に思ってしまうんですね。
派遣で60歳以上のあなたは「特例」!3年ルールの対象外です


結論:シニアには特別な優遇措置がある
- 法律で「60歳以上の高年齢労働者」は3年ルールの対象外と明記されている
- 派遣先企業との合意があれば3年を超えて同じ職場で働き続けられる
- 経験豊富なシニア層の能力を最大限に活かすための国の配慮
- 抵触日を気にせず安心して長期就業が可能



ルールについては、なんとなく分かったわ。でも、一番知りたいのはここからよ!なんで私たちは、そのルールを気にしなくていいの?



はい、ここが最も重要なポイントです!鈴木さん、法律では、『60歳以上の高年齢の労働者』は、この3年ルールの対象から外しますよ、とハッキリ決められているんです。



まあ、特例扱いなのね!でも、どうして?
なぜシニアは特例扱いなのか



国も、シニア世代の方々には、できるだけ長く、安定して働いてほしいと考えているからです。経験豊富なシニア層が、3年という期間に縛られずに、その能力を存分に発揮できるように、という配慮なんですね。いわば、人生の経験を積んだベテランへの『優待チケット』のようなものです。



優待チケット!なんだか嬉しい響きね。じゃあ、私は今の職場で、派遣先の会社さんと私、お互いが良ければ、4年でも5年でも働き続けられるってこと?



その通りです!鈴木さんの場合は、抵触日を気にする必要は一切ありません。これは、60歳以上の派遣社員にとって、本当に大きなメリットなんですよ。
派遣で60歳以上の「無期雇用」という働き方で、もっと安心を手に入れる


結論:無期雇用で雇用の安定性が劇的に向上
- 無期雇用派遣とは派遣会社と期間の定めのない雇用契約を結ぶこと
- 同じ派遣会社で通算5年以上働くと申請する権利が得られる
- 契約更新の不安から解放され派遣会社の正社員のような立場に
- 仕事がない期間も休業手当が支払われる安心感



3年ルールの心配がないのは分かって、すごく安心したわ。でも、島田さん。さっきから出てきている『無期雇用(むきこよう)』っていうのは、一体何なの?



素晴らしい!そこまで気になりましたか。実は、これが60代からの働き方を、さらに安心なものに変える、もう一つの大切なルールなんです。



もっと安心に?詳しく教えてちょうだい!
無期雇用派遣の仕組みとは



もちろんです!簡単に言うと、『無期雇用派遣』とは、派遣会社と、期間の定めのない雇用契約を結ぶことを言います。



期間の定めがない…?どういうことかしら。



今の鈴木さんのような、一般的な派遣(有期雇用派遣)は、『3ヶ月更新』や『半年更新』のように、契約期間が決まっていますよね。契約更新の時期は、少しドキドキするじゃないですか。でも、『無期雇用派遣』になると、その“期間”という概念がなくなるんです。派遣会社に、正社員のように籍を置くイメージですね。



まあ!じゃあ、毎回の契約更新の心配がなくなるのね!
無期雇用の最大のメリット



その通り!そして、これにはもう一つ大きなメリットがあります。もし、今の派遣先でのお仕事が終了してしまっても、派遣会社が次の仕事を探す義務を負ってくれるんです。仕事がない期間も、お給料(休業手当)が支払われるんですよ。



それはすごいわ!まるで、派遣会社が私の専属マネージャーになってくれるみたいね!



まさにそんなイメージです!この『無期雇用』になる権利は、同じ派遣会社で、派遣社員として働いた期間が通算で5年を超えた場合に、誰でも申し込むことができます。これを『無期転換ルール』と言います。
派遣で60歳以上の私にはどっちがお得なの?「有期」と「無期」を徹底比較!




結論:働き方の優先順位によって最適な選択は変わる
- 有期雇用は自由度が高く好きな仕事を選びやすい働き方
- 無期雇用は雇用の安定性と収入の継続性が最大の魅力
- どちらが正解ということはなく個人の価値観次第
- 特定の職場で長く働きたいなら60歳以上の特例を活用するのも賢い選択



話はよく分かったわ、島田さん。3年ルールは気にしなくていいし、5年働けば無期雇用にもなれるのね。でも、そうなると欲が出てきちゃう。結局のところ、有期雇用のままと、無期雇用になるの、どっちがお得なのかしら?



うーん、素晴らしい質問です!これは、鈴木さんが何を一番大切にしたいかによります。両方のメリット・デメリットを表にまとめてみましたので、一緒に見ていきましょう。
有期雇用と無期雇用の徹底比較表
| 比較項目 | 有期雇用派遣(今の働き方) | 無期雇用派遣(新しい働き方) |
|---|---|---|
| 最大のメリット | ✅ 自由度が高い ・好きな仕事を選びやすい ・合わなければ辞めやすい | ✅ 雇用が超安定 ・契約更新の不安がゼロ ・収入が途切れない |
| 給与・待遇 | ・一般的に時給は高め ・交通費は別途支給 | ・月給制や賞与が出る場合も ・昇給や退職金の可能性 |
| 仕事の選び方 | ・自分で仕事を選べる ・同じ職場で働き続けられる | ・派遣会社が仕事を紹介する ・希望しない仕事の可能性も |
| こんな方におすすめ | 「特定のスキルを活かしたい」 「色々な職場で働いてみたい」 「プライベート優先で働きたい」 | 「とにかく安定して働きたい」 「収入が途切れるのが不安」 「一つの会社に腰を据えたい」 |
給与面での注意点



なるほど、こうして見ると一長一短ね…。安定はすごく魅力的だけど、お給料が下がっちゃう可能性もあるの?



無期雇用に転換する際、時給制から月給制に変わり、結果的に時給換算で少し下がるケースも無いとは言えません。でも、その代わりに賞与が出たり、交通費がきちんと支給されたり、福利厚生が手厚くなったりと、トータルで見れば待遇が良くなることがほとんどです。



うーん、悩むわね…。
どちらを選ぶべきか?判断のポイント



もし、今の職場がとても気に入っていて、そこで長く働き続けたいのであれば、『60歳以上の特例』を活かして、有期雇用のまま働き続けるというのも、賢い選択です。逆に、将来的な安定を最優先したいのであれば、5年という節目で『無期雇用』への転換を検討するのが良いでしょう。これは、どちらが正解というわけではないんですよ。
不安解消!60歳になったあなたが今日からできる、たった一つのこと


結論:派遣会社に自分の希望を明確に伝えよう
- 派遣会社の担当者に長期就業の希望を伝えることが最優先
- 無期雇用制度について具体的に質問する
- 自分のキャリアプランを明確に伝える
- 良い派遣会社は親身になって相談に乗ってくれる



島田さん、本当にありがとう!もやもやしていた不安が、すっかり晴れたわ。私は3年ルールの心配はいらないし、将来は無期雇用っていう選択肢もある。それを知れただけで、なんだかすごく強くなれた気がする!



それは良かったです!法律は、知っているだけで”お守り”になりますからね。



それで、私、これから何をすればいいのかしら?
今すぐできる具体的なアクション



鈴木さんが今すべきことは、たった一つです。それは、今お世話になっている(または、これからお世話になる)派遣会社の担当者さんに、改めて自分の希望を話してみることです。
- 「私は、この職場でできるだけ長く働きたいと思っています」
- 「将来的に、無期雇用になることも考えているのですが、御社ではどのような制度になっていますか?」



このように、あなたの意思をしっかりと伝えておくことが大切です。良い派遣会社は、あなたのキャリアプランに必ず親身になって相談に乗ってくれますよ。
シニアに強い派遣会社を選ぼう
派遣会社は、あなたの働き方を左右する、最も重要なパートナーです。どの会社を選べば良いか迷ったら、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。シニアに本当に強い、頼れる会社だけを厳選してご紹介しています。
➡️【2025年最新】60代に本当に強い派遣会社おすすめランキングTOP5|”非公開求人”の見つけ方
法律は、あなたを縛るものではなく、あなたを守るためのもの



正しい知識を味方につけて、これからも自信を持って、いきいきと働き続けてくださいね!
60代派遣に関するよくある質問(FAQ)
\ 老若男女が働く六本木二丁目の派遣会社 /


全国拠点として仙台・大阪・福岡にも営業所を展開中!
参考URL一覧
- 厚生労働省「平成27年労働者派遣法改正法の概要」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386.html
- 厚生労働省「無期転換ルールについて」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21917.html





