60代こそ「派遣」が賢い?正社員にこだわらない柔軟な働き方とおすすめ派遣会社

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「定年後も正社員で働きたい」その気持ちは痛いほど分かります。正社員=安定、という図式は、私たちの世代に深く刻み込まれています。

しかし、冷静に計算してみてください。60代向けの正社員求人の多くは、月給18万〜20万円程度。ボーナスも寸志程度で、退職金もありません。その一方で、責任は重く、残業も求められ、若手の教育係まで押し付けられる……。

これでは、「正社員」という看板を買うために、安月給と過重労働を受け入れているようなものです。

視点を変えてみましょう。もし、同じような仕事内容で、責任は軽く、残業は一切なく、時給換算で1,500円以上もらえる働き方があるとしたら?それが「派遣社員」です。

この記事のポイント

  • パートより派遣の方が月収5万円以上高い
  • 60歳以上は「派遣3年ルール」の例外で長く働ける
  • 「テンプスタッフ」はサポートが手厚く女性シニアに最適
  • 「スタッフサービス」は求人数No.1で未経験OKが豊富
  • 正社員の「終わりのない責任」から解放される

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目次

60代が「派遣」を選ぶべき3つの決定的理由

  • 「派遣切りが怖い」は一昔前の話
  • 60代にとって派遣はメリットの塊

理由1:時給格差(パート vs 派遣)

ハローワークのパート求人は、地域の最低賃金(1,050円〜1,150円程度)に張り付いています。一方、派遣の時給相場は1,300円〜1,700円です。

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雇用形態時給月収(週5日×7時間)
パート(ハローワーク)1,100円約154,000円
派遣1,500円約210,000円
差額月56,000円(年67万円!)

仕事内容は同じ「データ入力」や「受付」でも、雇用形態が違うだけでこれだけの差が出ます。年67万円あれば、夫婦で豪華な旅行に何度も行けます。

理由2:最強の特権「3年ルールの例外」

通常、派遣社員は同じ職場で3年以上働くことができません(派遣法による期間制限)。しかし、この法律には特例があります。「60歳以上の派遣労働者」は、期間制限(3年ルール)の対象外なのです。

つまり、60代であれば、気に入った職場で3年を超えて、5年でも10年でも働き続けることが可能です。企業側にとっても、「3年で辞めさせなくていい」というのは大きなメリットであり、真面目なシニア派遣は重宝されます。

理由3:「責任」の限定(ストレスフリー)

派遣契約では、業務内容が契約書で厳密に決められています。「ついでにこの仕事もやっておいて」という無茶振りは契約違反になるため、断ることができます。また、管理職としての責任や、部下の不始末の尻拭いといったストレスからも解放されます。「時間内きっちり働いて、あとは趣味の時間」という割り切りができるのが、派遣の最大の魅力です。

【厳選】60代におすすめの派遣会社2選

  • シニアの登録を歓迎し、実際に稼働実績が多い2社
  • サポート重視派と求人数重視派で選ぶ

1. テンプスタッフ(パーソルテンプスタッフ)

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項目評価
タイプ事務・オフィスワーク中心
シニア歓迎度★★★★★
強み官公庁・自治体の仕事、研修制度充実

派遣といえばテンプ」と言われる最大手です。女性の登録者が多く、サポートが非常に丁寧で「お母さん」のような安心感があります。官公庁や自治体の仕事(ワクチン接種受付や給付金事務など)に強く、これらは期間限定ですがシニアが大量採用される案件です。PCスキルに不安がある人向けの研修制度も充実しています。

2. スタッフサービス

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項目評価
タイプ総合型(事務〜軽作業まで)
シニア歓迎度★★★★☆
強み求人数が桁違い、選考スピードが早い

「オー人事」のCMでおなじみ。とにかく求人数が桁違いに多いのがスタッフサービスの特徴です。「未経験OK」の案件が豊富で、事務だけでなく、軽作業や介護補助などの求人も多数持っています。「質より量」で仕事を探したい人、とにかく早く働き始めたい人に向いています。

60代でも採用される「狙い目職種」

  • シニアが狙うべき「穴場」を紹介
  • 派遣会社に登録したら希望職種として伝える

1. 官公庁・自治体の関連業務

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項目内容
仕事内容給付金の申請書チェック、コールセンター、窓口案内
おすすめ理由年度末や制度変更時に大量募集。マニュアル完備で年齢不問

2. コールセンター(受信)

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項目内容
仕事内容通販の注文受付、予約受付
おすすめ理由常に人手不足で時給が高い(1,400円〜)。座り仕事で体力温存。シニアの丁寧な言葉遣いが武器

3. 大学・学校事務

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項目内容
仕事内容図書館の受付、入試期間の事務補助
おすすめ理由落ち着いた環境。シニアの包容力が評価される。繁忙期のみの短期契約も多い

4. 施設管理・受付

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項目内容
仕事内容マンションコンシェルジュ、企業の受付
おすすめ理由派遣経由の方が時給が高い。クレーム対応も派遣会社が守ってくれる

[【60代女性】未経験・資格なしでも働ける職種7選|体力に自信がない人が選ぶべき「座り仕事」の現実]で紹介した職種も派遣経由で見つかることが多いです。

派遣登録から就業までの流れ

  • 正社員の転職活動よりスピード感がある
  • 登録から1週間以内に働き始められることも

派遣就業の5ステップ

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ステップ内容
①WEB登録スマホでプロフィールを入力
②来社登録/WEB面談コーディネーターと話し、希望条件を伝える
③仕事紹介メールや電話で案件が届く
④職場見学(顔合わせ)企業の担当者と会う(事実上の面接だがフランク)
⑤就業決定早ければ登録から1週間以内に働き始められる

ポイント:登録会には「スーツ(またはオフィスカジュアル)」で行きましょう。派遣会社はあなたの「雇用主」になります。「この人なら安心して企業に送り出せる」という信頼感を勝ち取ることが、良い案件を引き出す鍵です。

よくある質問

派遣社員でも社会保険に入れますか?

はい、一定の条件を満たせば加入できます。週20時間以上の勤務で、2ヶ月を超える契約があれば、健康保険・厚生年金・雇用保険に加入できます。派遣会社が手続きをしてくれるので、パートより安心です。

派遣から正社員になることはできますか?

「紹介予定派遣」という制度があります。最長6ヶ月派遣で働いた後、双方が合意すれば直接雇用になれます。60代の場合、いきなり正社員は難しくても、「働きぶり」を見せて採用されるケースがあります。

派遣切りされたらどうなりますか?

契約期間満了で終了しても、派遣会社がすぐに次の仕事を紹介してくれます。「切られた」のではなく「契約が終わった」だけです。複数の派遣会社に登録しておけば、仕事が途切れるリスクはさらに減ります。

交通費は出ますか?

2020年の法改正以降、派遣社員にも交通費が支給されるようになりました。全額支給か上限ありかは派遣会社や案件によって異なりますが、「交通費込みの時給」というケースは減っています。

複数の派遣会社に登録してもいいですか?

はい、むしろ推奨です。派遣会社によって持っている案件が違うため、複数登録することで選択肢が広がります。テンプスタッフとスタッフサービスの両方に登録しておくのがおすすめです。

まとめ:プライドを捨てて「時給」を取る人が勝つ

  • 「派遣なんて…」と見下していた時代は終わった
  • 「自分のスキルを高く買ってくれる場所」を選ぶのは当然の生存戦略
  • 会社に縛られず、ライフスタイルに合わせて仕事を選べる

「派遣なんて…」と見下していた時代は終わりました。2025年、給付金が縮小され、正社員の給料も上がらない中、「自分のスキルを高く買ってくれる場所」を選ぶのは当然の生存戦略です。

派遣という働き方は、会社に縛られず、自分のライフスタイルに合わせて仕事を選べる、まさにシニアのための制度と言っても過言ではありません。

正社員へのこだわりでハローワークに通い詰め、心が折れてしまう前に。一度、派遣会社に登録してみてください。「時給1,600円、土日休み、残業なし」そんな求人を見た瞬間、あなたの仕事観はガラリと変わるはずです。

次のステップ

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記事監修者

派遣業界で15年以上、営業として企業と人をつなぐ仕事に携わってきました。現在はエフネクストの広報部に所属し、これまでの営業経験を活かしながら、会社の魅力を発信する仕事をしています。
2013年に「ビジネス実務法務検定2級」と「行政書士」資格を取得。この資格を活かし、法務やコンプライアンスの視点からも安心できる情報発信を心がけています。「人の想いと企業の想いをつなぐ広報」を目指して活動中です。

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