B2. 50代からの学び直し(リスキリング)は無駄じゃない!国や自治体の補助金を活用して、賢く専門性を身につける方法

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50代のリスキリングは決して無駄ではありません。むしろ、豊富な実務経験に最新の「IT」や「専門資格」を掛け合わせることで、市場価値を劇的に高めることができます。重要なのは、自腹を切らずに国の補助金制度を賢く使うことです。特に経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」(最大56万円補助)や、厚生労働省の「教育訓練給付制度」(最大70%給付)を活用すれば、リスクを最小限に抑えて「稼ぐ力」をアップデート可能です。

「このまま定年を迎えて、本当に大丈夫だろうか?」役職定年で給料が下がり、社内では「働かないおじさん」扱い。一方で、ニュースを見れば「DX」「AI」「リスキリング」といったカタカナ言葉が飛び交い、置いていかれる焦りを感じる。

「何か勉強しなきゃ」と思って資格スクールのパンフレットを見るものの、受講料の高さ(30万、50万…)に尻込みしてしまう。「50代にもなって、今さら勉強しても回収できないんじゃないか?」「どうせ転職なんて無理だし、お金の無駄じゃないか?」そう思って、一歩を踏み出せずにいませんか?

はっきり言います。その「ためらい」こそが、最大の機会損失です。今、国は「人への投資」に本気です。少子高齢化で労働力が不足する中、経験豊富なミドルシニアに「新しいスキル」を身につけてもらい、現役続行してもらうために、驚くほど手厚い補助金・助成金制度を用意しています。

この記事では、あなたの「自腹のリスク」を極限まで減らし、国のお金を使って賢くキャリアをアップデートする「50代のための学び直し戦略」を完全解説します。「勉強」は、若者だけのものではありません。それは、大人が自由を手に入れるための最強の武器なのです。

この記事のポイント

  • 大人の学習は経験との紐付け
  • 経産省の最大56万円補助活用
  • 宅建・介護資格が狙い目
  • 退職者は無料訓練を活用
  • 指定講座か必ず事前確認

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目次

なぜ今、50代の学び直しが「無駄」と言われるのか?成功と失敗の分岐点

失敗と成功の決定的な違い

  • 無関係な難関資格は無謀
  • 経験×新スキルの掛け算
  • 30年の経験が土台になる

ネットで検索すると「50代 資格 無駄」「リスキリング 意味ない」といった言葉が出てきます。確かに、方向性を間違えれば「無駄」になります。実務経験ゼロの分野に飛び込むのは無謀であり、マニアックな資格を趣味のように集めてもキャリアアップには繋がりません。一方、既存の経験を補強・拡張するスキルを選べば、50代でも確実に市場価値を高められます。まずは、失敗する人と成功する人の決定的な違いを知っておきましょう。

失敗パターン:「資格コレクター」と「ゼロからの挑戦」

  • 実務経験ゼロの難関資格
  • プログラマーへの転身は困難
  • マニアックな資格は無駄
  • 20代に負ける吸収力勝負

最も危険なのは、「今の仕事と全く関係ない、難関資格」を目指すことです。例えば、実務経験ゼロの50代が、いきなり「プログラマー」を目指してプログラミングスクールに通う。これは正直、無謀です。採用市場では、スキル未熟なシニアより、吸収の早い20代が選ばれるからです。

また、使う予定のない「マニアックな資格」を趣味のように集めるのも、キャリアアップ(年収増)という点では「無駄」になりがちです。資格コレクターになってしまい、履歴書に資格欄だけが充実しているものの、実務で活かせる場面が一切ないという状態は、投資対効果が極めて低いのです。50代の学び直しは、「趣味」ではなく「生存戦略」として捉える必要があります。

成功パターン:「経験 × 新スキル(掛け算)」

逆に、50代が勝てるのは「既存の経験を補強・拡張するスキル」です。あなたの30年の実務経験という土台は、20代には絶対に真似できない強力な資産です。その土台の上に、新しい武器を一つ乗せることで、市場価値は劇的に跳ね上がります。

営業一筋30年 × ITリテラシー(データ分析)→ 「勘と根性」ではなく「データに基づいた営業戦略」を若手に教えられるマネージャーへ。総務・経理経験 × 社会保険労務士の知識→ 単なる事務処理係から、人事制度改革のプロフェッショナルへ。接客経験 × 登録販売者→ ドラッグストアで資格手当をもらいながら、即戦力として働く。

このように、あなたの「30年の経験」という土台の上に、新しい「武器」を一つ乗せる。これが、50代のリスキリングの必勝法です。ゼロから始めるのではなく、既にあるものを強化する。この発想の転換が、成功への最短ルートなのです。

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【2025年最新版】50代が絶対使うべき「3大・公的支援制度」徹底比較

お金がないは言い訳にならない

  • リスキリング支援事業最大56万
  • 教育訓練給付最大70%給付
  • ハロートレーニング受講料無料

「勉強したいけどお金がない」は、もう言い訳になりません。現在、利用できる主な制度は大きく分けて3つあります。経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は転職を前提に最大56万円の補助、厚生労働省の「教育訓練給付制度」は在職者向けに最大70%の給付、そして離職者向けの「ハロートレーニング」は受講料が原則無料です。自分の状況(在職中か、離職中か、転職前提か)に合わせて選んでください。

制度①:【最大56万円】リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(経済産業省)

  • 在職中の転職希望者対象
  • 受講料の50%を補助最大40万
  • 転職後さらに20%追加最大16万
  • プロのキャリアコーチ付き

今、最も注目されている新しい制度です。「キャリア相談」「リスキリング講座」「転職支援」がセットになっており、転職することを前提に利用できます。対象者は在職中で、転職を目指している人(正社員、契約、派遣、パートなど)です。

講座受講料の50%を補助(最大40万円)。実際に転職し、1年間継続就業すれば、さらに20%を追加補助(最大16万円)。合計で最大70%(上限56万円)が戻ってきます。民間の転職エージェントやスクールが窓口になっており、プロのキャリアコーチが付いてくれるのが最大のメリットです。「何を学べばいいかわからない」という段階から相談できます。

制度②:【最大70%給付】教育訓練給付制度(厚生労働省)

昔からある定番の制度です。ハローワークが管轄しており、自分で講座を選んで申し込みます。講座のレベルによって、給付率が3段階に分かれています。50代におすすめなのは「特定一般」や「専門実践」です。特にIT系や介護系の資格は手厚く保護されています。

スクロールできます
種類給付率(最大)上限額対象講座の例
専門実践教育訓練70% (50%+20%)年間56万円介護福祉士、社会福祉士、看護師、デジタルスキル標準など
特定一般教育訓練40%20万円宅建、税理士、運送(大型二種)、介護職員初任者研修など
一般教育訓練20%10万円英語検定、簿記、ITパスポート、Webデザイン基礎など

この制度は歴史が長く、対象講座が非常に豊富です。オンライン講座も対象になっているものが多く、地方在住の方でも利用しやすいのが特徴です。ただし、雇用保険の加入期間が一定以上必要など、受給要件があるため、事前にハローワークで確認することをおすすめします。

制度③:【受講料タダ】ハロートレーニング(公的職業訓練)

  • 退職者・失業保険受給者対象
  • 受講料が原則無料テキスト別
  • 生活費月10万円+通所手当も
  • 失業給付の期間延長も可能

すでに退職している、あるいは失業保険を受給中の人が対象です。最大の特徴は、「受講料が原則無料」であること(テキスト代などは自己負担)。さらに、一定の要件を満たせば、訓練期間中の生活費(月額10万円+通所手当)が支給される「職業訓練受講給付金」という制度もあります。

学べる内容は、パソコン操作、Web制作、介護、電気設備、ビル管理など多岐にわたります。50代の活用法として、早期退職後、すぐに次の仕事が見つからない場合、この訓練に通うことで失業給付の期間を延長できる(※条件あり)ため、じっくりとスキルを身につけられます。焦って妥協した就職をするより、この制度を活用して確実なスキルを身につける戦略も有効です。

50代におすすめ!補助金対象になりやすい「食いっぱぐれないスキル」5選

確実に需要がある実用スキル

  • DX・ITリテラシーで橋渡し役
  • 介護・福祉系は需要不滅
  • 登録販売者は全国で活躍
  • 宅建は法律で一定需要あり
  • キャリコンは人生経験が武器

制度がわかったところで、「具体的に何を学べばいいか」を提案します。50代の生存戦略において重要なのは、「かっこいいスキル」ではなく「確実に需要があり、食いっぱぐれないスキル」です。ここで紹介する5つのスキルは、いずれも補助金対象講座が多く、実務での需要も高い、50代にとって最適な選択肢です。

① DX・ITリテラシー(非エンジニア向け)

  • 対象:ITパスポート等
  • 現場とITの橋渡し役不足
  • プログラミング不要でもOK
  • 管理職の価値が跳ね上がる

対象資格はITパスポート、基本情報技術者、データサイエンス基礎など。今やどの企業もDX(デジタルトランスフォーメーション)が急務ですが、現場の業務を知っていて、かつITの話が通じる「橋渡し役」が圧倒的に不足しています

プログラミングができなくても、「AIで何ができるか」を知っているだけで、管理職としての価値は跳ね上がります。若手エンジニアと現場の間に立ち、要件を整理し、プロジェクトを推進できる人材は、どの業界でも引く手あまた。あなたの業界知識とIT知識を組み合わせれば、唯一無二の存在になれます。

② 介護・福祉系

対象資格は介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、ケアマネジャーなど。超高齢社会において、需要がなくなることは100%ありません。体力的にきついイメージがありますが、「ケアマネジャー(介護支援専門員)」などの相談業務や、施設長などの管理業務へステップアップすれば、50代・60代でも長く安定して働けます。

教育訓練給付金の「専門実践(最大70%)」対象講座が多いのも魅力です。受講料が高額でも、実質3割負担で済むため、費用対効果は抜群。介護業界は人手不足が深刻なため、資格を取得すれば就職先に困ることはありません。将来の親の介護にも役立つ知識が身につく、一石二鳥の選択です。

③ 登録販売者

  • ドラッグストアで薬販売可能
  • 薬剤師不足を補う人材
  • 資格手当月5千円〜2万円
  • 全国どこでも働ける強み

ドラッグストアやコンビニで薬(第2類・第3類医薬品)を販売できる国家資格です。薬剤師不足を補う人材として需要が高く、資格手当(月5,000円〜2万円程度)がつくことが多いです。全国どこでも働けるため、配偶者の転勤やUターン時にも強い武器になります。

試験は年1回各都道府県で実施され、合格率は40〜50%程度。しっかり勉強すれば十分に合格可能なレベルです。通信講座も充実しており、働きながらでも取得しやすいのが魅力。シニア層の採用にも積極的な業界なので、50代でも即戦力として歓迎されます。

④ 宅地建物取引士(宅建)

不動産業界では「従業員の5人に1人は宅建士でなければならない」という法律があるため、常に一定の求人があります。また、不動産だけでなく、金融機関や建設会社でも評価されます。定年後の「管理業務主任者」や「マンション管理士」へのステップアップの基礎としても最適です。

試験は年1回、合格率は15〜17%程度と難関ですが、努力に比例して合格に近づける試験として知られています。特定一般教育訓練の対象講座も多く、受講料の40%が給付されるため、スクールを活用しやすいのも利点です。不動産投資や相続対策など、自分の生活にも直結する知識が身につきます。

⑤ キャリアコンサルタント

  • 企業内キャリア相談で活躍
  • ハロワ相談員として勤務可
  • 50代の人生経験が商材に
  • 専門実践対象講座多数

国家資格であるキャリアコンサルタントは、企業内のキャリア相談や、ハローワークの相談員、人材紹介会社などで活躍できます。まさに「50代の人生経験」そのものが商材になる仕事です。あなたがこれまで経験してきた転職、配置転換、昇進、挫折。そのすべてが、相談者の悩みを理解し、適切なアドバイスをするための財産となります。

「専門実践教育訓練(最大70%)」の対象となる講座が多く、学びながら自分のキャリアも見つめ直せる一石二鳥の資格です。定年後も個人事業主として活動できるため、生涯現役を目指せる職業として人気が高まっています。

【関連記事】

損しないために。受講前に確認すべき「3つの落とし穴」

補助金制度の落とし穴に注意

  • 指定講座以外は対象外
  • 受講料は先払いが基本
  • 修了と就職が給付条件

補助金制度は魅力的ですが、落とし穴もあります。「後でお金が戻ってくると思っていたのに、1円も出なかった!」という悲劇を防ぐために、以下の3点を必ずチェックしてください。申し込む前の確認作業を怠ると、高額な受講料が完全に自腹になってしまいます。制度の仕組みをしっかり理解し、確実に補助金を受け取れるように準備しましょう。

落とし穴①:「指定講座」以外は対象外

  • すべての講座が対象ではない
  • 国の指定講座のみ補助金
  • 申込前に必ず確認すること
  • パンフレットの記載をチェック

すべてのスクールや通信講座が対象ではありません。国が指定した「指定講座」を受講しなければ、補助金は出ません。申し込み前に、必ずスクールのパンフレットやWebサイトで「教育訓練給付制度 対象講座」「リスキリング支援事業 対象」という記載があるかを確認してください。

同じ資格を目指す講座でも、A社は対象でB社は対象外、というケースもあります。必ず厚生労働省の検索システムや、スクールへの直接確認を行ってください。「多分大丈夫だろう」という思い込みで申し込むと、数十万円が無駄になります。一本の電話、一回の検索が、あなたの財布を守ります。

落とし穴②:まずは「自腹」が必要(後払い)

経産省のリスキリング事業の一部を除き、基本的には「受講料はいったん全額自分で支払う」必要があります。修了後(または就職後)に申請して、お金が振り込まれる仕組みです。一時的とはいえ、数十万円のキャッシュアウトが発生するため、資金計画は重要です。

クレジットカードの分割払いや、スクール独自の分割制度を利用できる場合もありますが、金利がかかります。給付金が振り込まれるまでの数ヶ月間、家計が圧迫されることを想定し、余裕のある時期に申し込むことをおすすめします。早期退職で退職金がある場合でも、この「一時立替」分は別枠で確保しておきましょう。

落とし穴③:「修了」と「就職」が給付条件

  • 申込だけでは給付されない
  • 講座修了が必須条件
  • 途中挫折すると0円
  • 転職後1年継続が条件の場合も

ただ申し込めばもらえるわけではありません。教育訓練給付金は、講座をきちんと修了する(出席率やテスト合格など)ことが条件。途中で挫折したら0円です。リスキリング支援事業は、転職して1年働き続けることで満額(70%)支給されるケースが多いです。

つまり、「本気でやり遂げる覚悟」がなければ、補助金は受け取れません。「とりあえず申し込んでみよう」という軽い気持ちでは、高額な自腹負担だけが残ります。受講期間中は仕事や家庭との両立が大変になることも覚悟し、計画的に学習時間を確保する必要があります。中途半端な気持ちで始めるなら、やらない方がマシです。

ケーススタディ:補助金で人生を変えた50代のリアル

実例から学ぶ成功パターン

  • 事務職からWeb担当者へ
  • 営業から経営コンサルへ
  • 補助金で負担軽減成功

実際に制度を活用して、キャリアを変えた方の事例を紹介します。理論だけでなく、実在する人物の具体的な行動と結果を知ることで、あなたの中にも「自分にもできるかもしれない」という希望が芽生えるはずです。どちらの事例も、補助金制度を賢く使って自己負担を最小限に抑えながら、確実にキャリアアップを果たしています

【事例A】52歳 女性(元・一般事務)→ Web担当者

活用制度: 教育訓練給付制度(特定一般)
学び: Webデザイン・マーケティング基礎講座

事務職の仕事がAIに奪われる不安から、会社のWebサイト更新業務に立候補。しかし知識不足を痛感し、オンラインスクールを受講。受講料20万円のうち、40%(8万円)が給付された。HTML/CSSと画像編集スキルを習得し、社内の「Web担当」としてポジションを確立。外注費を削減した功績で評価され、給与も微増。「自分の居場所ができたのが一番嬉しい」と語る。

この事例のポイントは、完全な転職ではなく、社内での役割転換に成功した点です。50代の転職は難しくても、社内でのポジション確立なら実現可能性が高い。学んだスキルを即座に実務で活かせる環境があったことも、成功の要因です。

【事例B】55歳 男性(元・メーカー営業)→ 中小企業診断士(勉強中)

活用制度: リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
学び: 経営コンサルタント養成講座

早期退職を検討中に、転職エージェント経由でこの制度を知る。キャリア相談を受ける中で「経営者の相談に乗る仕事がしたい」という軸が定まり、講座を受講。まだ資格取得勉強中だが、エージェントの紹介で「経営企画室長候補」として地元の中小企業への転職が内定。講座費用の負担が軽くなった分、専門書の購入などに投資できている。

この事例が示すのは、資格取得前でも転職が決まる可能性があるという事実です。重要なのは「勉強している姿勢」と「明確なキャリアビジョン」。プロのキャリアコーチのサポートを受けながら、学びと転職活動を並行して進められるのが、リスキリング支援事業の最大の強みです。

まとめ:国のお金で、自分という資産をアップデートせよ

50代からのリスキリングは、決して「無駄なあがき」ではありません。それは、人生100年時代を生き抜くための「生存戦略」そのものです。これまでは、会社が研修を用意してくれました。しかしこれからは、自分で選び、自分で学ぶ時代です。そのための資金を、国が「補助金」という形で用意してくれています。これを使わない手はありません。

「今さら遅い」と諦めるか。「国が応援してくれるなら、ちょっとやってみるか」と一歩踏み出すか。その差が、数年後のあなたの「市場価値」と「幸福度」を決定づけます。まずは、自分が興味のある分野が「指定講座」になっているか、検索してみることから始めましょう。学びの扉は、何歳からでも開かれています。

最も重要なのは「行動すること」です。この記事を読んだだけで満足せず、今日中に一つでもアクションを起こしてください。厚生労働省の検索システムで講座を探す、ハローワークに問い合わせの電話をする、スクールのパンフレットを請求する。小さな一歩が、大きな変化の始まりです。あなたの新しいキャリアは、今日ここから始まります。

📝 次のアクション:具体的な講座を探してみよう

補助金対象の講座は、厚生労働省の検索システムで簡単に探せます。「自分の住む地域」「興味のある分野」を入れて検索し、パンフレットを取り寄せてみましょう。それが最初の一歩です。また、学び直しと並行して、これまでの経験を整理することも忘れずに。

👉 【50代・スキルなし】でも大丈夫。30年の社会人経験を価値に変える「人生の棚卸し」と、次に進むべき3つの道

50代からの学びなおし(リスキリング)に関するよくある質問

50代からの学び直しは本当に意味がありますか?

意味があります。重要なのは「ゼロから新しい分野に挑戦する」のではなく、「既存の経験を補強・拡張するスキル」を選ぶことです。30年の実務経験に新しい武器を一つ加える「掛け算」の発想で、市場価値は劇的に高まります。国の補助金制度を活用すれば、自己負担も最小限に抑えられます。

補助金制度はどれを選べばいいですか?

在職中で転職を考えているなら「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」(最大56万円)、在職中で転職予定がないなら「教育訓練給付制度」(最大70%給付)、すでに退職しているなら「ハロートレーニング」(受講料無料)がおすすめです。自分の状況に合わせて選びましょう。

50代におすすめの資格は何ですか?

独占業務のある「宅建」「登録販売者」、需要が不滅の「介護福祉士」「ケアマネジャー」、DX時代に必須の「ITパスポート」「データサイエンス基礎」、人生経験が活きる「キャリアコンサルタント」などがおすすめです。重要なのは、あなたの経験と掛け合わせて価値を生むスキルを選ぶことです。

補助金を受け取る際の注意点はありますか?

3つの注意点があります。①すべての講座が対象ではなく、国が指定した「指定講座」のみが補助金対象です。②受講料は基本的に先払いで、修了後に給付されます。③途中で挫折すると給付金は0円です。申し込み前に必ず「指定講座」かどうかを確認し、本気でやり遂げる覚悟を持って受講しましょう。

記憶力に自信がないのですが、勉強についていけますか?

大人の学習は「暗記」ではなく「経験との紐付け」で勝負します。50代のあなたには30年の実務経験という土台があり、新しい知識を既存の経験と結びつけることで、若者よりも深い理解が可能です。「なぜそうなるのか」を理解しながら学べば、記憶力に頼らなくても十分に習得できます。

ハロートレーニングと教育訓練給付制度の違いは?

ハロートレーニングは離職者向けで受講料が原則無料(テキスト代は自己負担)、教育訓練給付制度は在職者向けで受講料の20〜70%が給付される制度です。ハロートレーニングは公的機関が実施するため講座の選択肢は限られますが、完全無料が最大の魅力。教育訓練給付制度は民間スクールも多く含まれ、選択肢が豊富です。

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記事監修者

派遣業界で15年以上、営業として企業と人をつなぐ仕事に携わってきました。現在はエフネクストの広報部に所属し、これまでの営業経験を活かしながら、会社の魅力を発信する仕事をしています。
2013年に「ビジネス実務法務検定2級」と「行政書士」資格を取得。この資格を活かし、法務やコンプライアンスの視点からも安心できる情報発信を心がけています。「人の想いと企業の想いをつなぐ広報」を目指して活動中です。

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